【合流宙域】
カール「そろそろ少佐達が到着するようだな。」
ゼノビア「そうですね。」
アルタミラから出撃した選抜飛行隊はドックことカールとゼノビアのVE-1との合流地点に到達しようとしていた。
既にVE-1は到着しており、カールとゼノビアは茂人達の飛行隊の姿を発見した。
一方の茂人達の方はまだであるが・・・・・
桐原少佐「あれはドックか!」
ようやく茂人達もカールとゼノビアの姿を確認する。
そうしているうちにも・・・・・・
カール「こちらドックのインメルマン中尉だ、早めに帰還した。ラウラ・ベルタリア准尉は友軍訓練機を引き連れ帰還する。」
桐原少佐「そうか.......報告ご苦労。ていうか棒読みだな。」
カール「軍隊だから棒読みは仕方が無いですよ、まったくあなたという人は変わっている人だな。」
カールから棒読みの生還報告が入る。
自分たちは先行して帰還し、ラウラは訓練生と共に後から来ると。
それを聞いた茂人はそうかと頷く・・・・・
だけど
本音的にはラウラ達が無事であるかどうかを心配している。
ここは通信が悪く至近距離じゃないとまともに状況を把握する事ができない。
ラウラ達や訓練生と呼ぶ模擬戦対象者達が無事であるか分からない。
もしかしたら死んでいるのかと・・・・生きているかもしれないが・・・
どちらにしろそれが不安である・・・・
なんとも言えん気持ちになる・・・・・・・
そう思いながら茂人はカールに聞いてみる・・・・・
桐原少佐「ところでラウラ達は?」
ゼノビア「ハッさっきもいいましたがベルタリア准尉達はまだ現場にいます。」
桐原少佐「ラウラがまだ現場に?あいつ........生きているのか?」
カール「分かりません。」
ラウラ達は現場にいる・・・・・
分かっている事だが、なんとも言えんし心配だ。
生きているかどうかを聞くがカールは分かりませんと言う。
重い雰囲気が出るが・・・・・・
吉野大樹「隊長、あのラウラがそう簡単にくたばるわけねぇって、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉には負けたが天才と戦えるだけの技量はある。」
神楽少尉「隊長は自分も吉野大尉とは同意見です。」
大樹を始めアンサーズの隊員達はラウラが無事だと言う。
そう言う声を聞いた茂人は安心し・・・・・・・
桐原少佐「まぁそうだといいが、ラウラならまだ大丈夫だろう。だが長く持つかどうかだな、よし各部隊前進!」
ラウラは死んでいないし無事であると確信する。
ラウラはミリアと互角に戦ったエースである。
そう簡単にくたばるような奴じゃない・・・・・
隊員達の声を聞くと更にそう感じるようになる・・・・・
アルタミラ飛行隊は全速でデブリに気をつけながら宇宙空間を進んでいく。
副隊長である吉野大樹はあるものに気がつく。
前方に何か巨大な不穏な物体があった・・・・
まるで巨大な船のようなものが・・・・
気付いた大樹は茂人に報告する事を決めた。
吉野大樹「隊長、あれを見てください民間船です。」
桐原少佐「民間船?なぜここに?民間船のネームシップの名前はクラースヌィイ・クルィーム、昔のソ連海軍の軍艦の名前だな。」
輸送船が戦闘中だと言うのに航行している。
それにくラースヌィイ・クルィームと帝政ロシア海軍に建造されソ連海軍に使われた名前が書かれている。
それに今はあんまり使われていないロシア語で・・・・・・
一体この船はなんなのか気になる・・・・・
幽霊船なのか・・・それとも民間船・・・・・最悪なパターンで反統合ゲリラの工作船か・・・・・
吉野大樹「警告は俺がやります。」
桐原少佐「頼むぞ!」
吉野大樹「こちら新統合軍、クラースヌィイ・クルィーム号へ告げる。貴船の侵入航路は戦闘宙域であるコースを迂回せよ!繰り返すコースを迂回せよ!」
大樹が自ら志願してクラースヌィイ・クルィーム号に警告をした。
最初は共通語で、次にロシア語で。
何度も呼びかけるが・・・・・・・
桐原少佐「どうだ?」
吉野大樹「反応なしノイズ音しかしません。」
桐原少佐「ノイズ音無人の廃船なのか?」
反応なし聞こえてくるのはノイズ音のみ・・・・
廃船か・・・・・・破棄されて漂っているのだろう・・・・・
廃棄され漂っているにしては不自然すぎるが・・・・
何も応答が無ければこのまま廃船として処理するか・・・・
と茂人は考えた・・・・・・・
神楽少尉「にしては新しすぎますね。それに傷が少ない、脱出艇はある。」
桐原少佐「確かにな・・・・・以前、反統合の連中が南アタリア島で行ったタンカーを偽装して襲撃した事があったな。」
廃船なのに傷が少ない・・・・それに脱出艇がある・・・・・
もしかしたら工作船かもしれない。
以前、SDF-1マクロス進宙式の前のクリスマスにタンカーを偽装した工作船から。
Sv-51が出撃した事があった。
結果、南アタリア島は大混乱になり鎮圧するのに手間取ってしまう。
そして大損害を被った。
もしかしたらこの廃船は工作船の可能性がある・・・・
だけど考えすぎの可能性がある・・・・
吉野大樹「確かめますか?」
桐原少佐「やめておけ、時間がない。考えすぎという事もある、ラウラ達が心配だ。行くぞ!もしそうなら.....」
吉野大樹「それもそうですね。」
だけど調査している時間が無い。
部下が危険に晒されている。
このまま放置していたら撃墜され死ぬ可能性がある・・・・・
吉野大樹「しかしラウラの奴何処にいるんでしょうね?」
桐原少佐「心配なのか?」
吉野大樹「心配ですよ、あのうるさいラウラが死んだらつまらなくなりますよ。」
桐原少佐「おいおい貶しているのか心配しているのかどっちなんだ・・・・・・」
大樹はラウラの事を心配する。
ラウラを失ってしまえば、今後どうしたらいいのか分からない。
あの笑顔を失ってしまうかもしれない。
それを大樹は恐れていた。
茂人もそれを察したのか・・・・・大樹の事を心配する・・・・
同じ愛する人がゼントラーディ人である共通点を持つ者として・・・
カール「そろそろ少佐達が到着するようだな。」
ゼノビア「そうですね。」
アルタミラから出撃した選抜飛行隊はドックことカールとゼノビアのVE-1との合流地点に到達しようとしていた。
既にVE-1は到着しており、カールとゼノビアは茂人達の飛行隊の姿を発見した。
一方の茂人達の方はまだであるが・・・・・
桐原少佐「あれはドックか!」
ようやく茂人達もカールとゼノビアの姿を確認する。
そうしているうちにも・・・・・・
カール「こちらドックのインメルマン中尉だ、早めに帰還した。ラウラ・ベルタリア准尉は友軍訓練機を引き連れ帰還する。」
桐原少佐「そうか.......報告ご苦労。ていうか棒読みだな。」
カール「軍隊だから棒読みは仕方が無いですよ、まったくあなたという人は変わっている人だな。」
カールから棒読みの生還報告が入る。
自分たちは先行して帰還し、ラウラは訓練生と共に後から来ると。
それを聞いた茂人はそうかと頷く・・・・・
だけど
本音的にはラウラ達が無事であるかどうかを心配している。
ここは通信が悪く至近距離じゃないとまともに状況を把握する事ができない。
ラウラ達や訓練生と呼ぶ模擬戦対象者達が無事であるか分からない。
もしかしたら死んでいるのかと・・・・生きているかもしれないが・・・
どちらにしろそれが不安である・・・・
なんとも言えん気持ちになる・・・・・・・
そう思いながら茂人はカールに聞いてみる・・・・・
桐原少佐「ところでラウラ達は?」
ゼノビア「ハッさっきもいいましたがベルタリア准尉達はまだ現場にいます。」
桐原少佐「ラウラがまだ現場に?あいつ........生きているのか?」
カール「分かりません。」
ラウラ達は現場にいる・・・・・
分かっている事だが、なんとも言えんし心配だ。
生きているかどうかを聞くがカールは分かりませんと言う。
重い雰囲気が出るが・・・・・・
吉野大樹「隊長、あのラウラがそう簡単にくたばるわけねぇって、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉には負けたが天才と戦えるだけの技量はある。」
神楽少尉「隊長は自分も吉野大尉とは同意見です。」
大樹を始めアンサーズの隊員達はラウラが無事だと言う。
そう言う声を聞いた茂人は安心し・・・・・・・
桐原少佐「まぁそうだといいが、ラウラならまだ大丈夫だろう。だが長く持つかどうかだな、よし各部隊前進!」
ラウラは死んでいないし無事であると確信する。
ラウラはミリアと互角に戦ったエースである。
そう簡単にくたばるような奴じゃない・・・・・
隊員達の声を聞くと更にそう感じるようになる・・・・・
アルタミラ飛行隊は全速でデブリに気をつけながら宇宙空間を進んでいく。
副隊長である吉野大樹はあるものに気がつく。
前方に何か巨大な不穏な物体があった・・・・
まるで巨大な船のようなものが・・・・
気付いた大樹は茂人に報告する事を決めた。
吉野大樹「隊長、あれを見てください民間船です。」
桐原少佐「民間船?なぜここに?民間船のネームシップの名前はクラースヌィイ・クルィーム、昔のソ連海軍の軍艦の名前だな。」
輸送船が戦闘中だと言うのに航行している。
それにくラースヌィイ・クルィームと帝政ロシア海軍に建造されソ連海軍に使われた名前が書かれている。
それに今はあんまり使われていないロシア語で・・・・・・
一体この船はなんなのか気になる・・・・・
幽霊船なのか・・・それとも民間船・・・・・最悪なパターンで反統合ゲリラの工作船か・・・・・
吉野大樹「警告は俺がやります。」
桐原少佐「頼むぞ!」
吉野大樹「こちら新統合軍、クラースヌィイ・クルィーム号へ告げる。貴船の侵入航路は戦闘宙域であるコースを迂回せよ!繰り返すコースを迂回せよ!」
大樹が自ら志願してクラースヌィイ・クルィーム号に警告をした。
最初は共通語で、次にロシア語で。
何度も呼びかけるが・・・・・・・
桐原少佐「どうだ?」
吉野大樹「反応なしノイズ音しかしません。」
桐原少佐「ノイズ音無人の廃船なのか?」
反応なし聞こえてくるのはノイズ音のみ・・・・
廃船か・・・・・・破棄されて漂っているのだろう・・・・・
廃棄され漂っているにしては不自然すぎるが・・・・
何も応答が無ければこのまま廃船として処理するか・・・・
と茂人は考えた・・・・・・・
神楽少尉「にしては新しすぎますね。それに傷が少ない、脱出艇はある。」
桐原少佐「確かにな・・・・・以前、反統合の連中が南アタリア島で行ったタンカーを偽装して襲撃した事があったな。」
廃船なのに傷が少ない・・・・それに脱出艇がある・・・・・
もしかしたら工作船かもしれない。
以前、SDF-1マクロス進宙式の前のクリスマスにタンカーを偽装した工作船から。
Sv-51が出撃した事があった。
結果、南アタリア島は大混乱になり鎮圧するのに手間取ってしまう。
そして大損害を被った。
もしかしたらこの廃船は工作船の可能性がある・・・・
だけど考えすぎの可能性がある・・・・
吉野大樹「確かめますか?」
桐原少佐「やめておけ、時間がない。考えすぎという事もある、ラウラ達が心配だ。行くぞ!もしそうなら.....」
吉野大樹「それもそうですね。」
だけど調査している時間が無い。
部下が危険に晒されている。
このまま放置していたら撃墜され死ぬ可能性がある・・・・・
吉野大樹「しかしラウラの奴何処にいるんでしょうね?」
桐原少佐「心配なのか?」
吉野大樹「心配ですよ、あのうるさいラウラが死んだらつまらなくなりますよ。」
桐原少佐「おいおい貶しているのか心配しているのかどっちなんだ・・・・・・」
大樹はラウラの事を心配する。
ラウラを失ってしまえば、今後どうしたらいいのか分からない。
あの笑顔を失ってしまうかもしれない。
それを大樹は恐れていた。
茂人もそれを察したのか・・・・・大樹の事を心配する・・・・
同じ愛する人がゼントラーディ人である共通点を持つ者として・・・