プチケーキもどき

母の見舞いに、先日「いちご大福」を作ったときの“あんこ”とスイートポテトを作ったときの“生クリーム”が残っていたので、ホットケーキミックスで「抹茶ケーキ・クリームあん巻き」を作ろうとしたんですが、これがどうもうまくいかない。
一応蜂蜜の代わりにメイプルシロップを使った以外はミックス、抹茶、卵、牛乳とレシピ通りの材料・分量を混ぜ合わせて焼いたのだけど、生クリーム入りのあんこを巻こうとするとケーキ生地が割れるんですね。
生地の薄さを加減して試したのだけど、やっぱりダメ。
悔しいので急遽割れた生地を型抜きして“あんこ”を中に挟み、イチゴと一緒に残ってた生クリームをホイップして上に飾ってプチケーキもどきを作りました。
転んでもただでは起きないゾっと。
母、この連休中位に退院かと言ってたのが、またちょっと延びたみたいです。
母も年なので万が一のことは考えないではないですが、自分の親がいなくなるという感覚は想像が出来ませんね。
ただ、私と母との関係は落合恵子さんや中山千夏さんのように確執があるというものではないのですが、ずいぶん長い間実は私が母を嫌っていたという事実はあります。
今は自分をある程度許せるようになったことで、母に対しても寛容の気持ちを抱けるようになってきてますが、自己分析するに自分の人間としての欠陥部分を血としての母のせいにしてたということがあったのだと思ってます。
天から美しさや賢さや裕福ささえも与えられたところで、それらが生きる苦しみをすべて取り去ってくれるものではないことは自明の理。
ひとりひとりにその人にふさわしい問題を与えられるんだと思います。
そして、人の問題集と解答は参考になっても、自分のとは決して100%一致することはない。
粛々と解いていくしかありません。