楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

祝、成人。フレー、フレー熟成人。

2010-01-11 19:44:56 | 手作りのお菓子

「アルジャーノンに花束を」、ダニエル・キースの短編SFである。
ン十年まえに読んだときには滂沱の涙であった。
昨年は樋口了一の“手紙”の歌詞もヒットする前にネットで見つけて思わず涙ぐんでしまった。
弱く脆く精神が壊れていく悲哀。自分を投影して自己憐憫に陥ってしまった部分はかなりあるような気がする。
何が云いたいか、成人の日に(若人を祝福すると共に)あらためて、年を重ねた自分のことを考えてみたのだ。
確かに記憶力だけではなく、知力、体力、物事をさばいていく能力がぐっと低下してきていることは間違いのないところである。
いろんなことが面倒くさくなってくる。まさかと思うようなことが出来なくなってきている。
なかなか物事を深く考えられなくなってきているのだが、忘れてならないのは「人間の尊厳」ではないかと思うのだ。
幼いから、年寄りだから、○○が出来ないから、なんにも解らないんだからで人間としての扱いに侮蔑的なものを入り込ませてはいけないということ。
自分はしないと思う。でもそうさせない努力も必要じゃないのか。
死ぬまで人してのプライドを持って生きられるよう、やっぱりよく見、よく聞き、よく考える習慣を身につけてゆく。
遅すぎることはないと思う。
いくつになってもなりたい自分を目指したい。ガンバ。
(三つ子の魂百までという格言はあるけどね。)
写真は生クリームを使いきろうと作ったミニロールケーキ。母の見舞いに持って行きました。
コメント
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