楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

石踊達哉日本画展

2011-04-18 12:32:37 | 映画、演劇、コンサート
 
 
 
そごう徳島店5階美術画廊で12日~今日18日まで「石踊達哉日本画展」が開かれてまして昨日のぞいてきたんですね。
ご紹介画像はパンフレットをスキャンしたものなので、色が沈んで誠に申し訳なく思いますが、雰囲気は感じていただけるのではないかと思います。
プロフィール紹介によりますと、1996年、瀬戸内寂聴の現代語訳「源氏物語」全十巻、全五十四帖の装幀画を担当して250万部を超えるベストセラーになり、源氏ブームの一端を担ったとあり、また近年では金閣寺方丈の解体修復に伴って、有馬頼底管長より直々に方丈杉戸絵及び客殿格天井画の制作を依頼されたとあります。
尾形光琳の流れを汲む「平成琳派」と呼ばれる作風で、ご覧の通り主に日本の花鳥風月を描いてます。

ちょうど私たちが足を運んだ時間には、本人もいらっしゃってて、いろいろ話を伺いました。
小鳥(名前を聞いたのに忘れた)の描かれた「青葉の季節」という作品ですが、実物はそれは美しい深くて鮮やかな青色で、絵の具に鉱物の「ラピスラズリ」を砕いて混ぜ込んであるということでした。他にも銀色はプラチナを使っているとかで、絵の具も高級仕様、腕が立たないことには罰があたりそうです。

氏の風貌は少し篠山紀信に似ているように思いましたが、柔らかい物腰とは裏腹に目つきは鋭く、芸術家のオーラをビンビン感じました。

すべて100万~200万円代のお値段がついてましたが、売約済みのものも見受けられましたね。
絵は飾るにふさわしい場所が要ります。私どもは鑑賞のみ。
でも舞踏という“異端”と伝統を受け継ぐ“正道”をほぼ同時に受け止めた昨日は、何だか中身の濃い一日でした。
さあ、凡人は凡人なりに今週も頑張りましょう。
コメント
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