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お菓子は会場で撮るのを忘れて、残ったお菓子を家に帰ってからお茶と一緒にいただきながら、パシャリ。
「棒ういろう」と「おまんじゅう」ですが、おまんじゅうには“早蕨(さわらび)”の絵が描かれてますね。
源氏物語の何巻目かにもこのタイトルのお話が出てきますが、もとは芽を出したばかりのワラビのことで、春の季語ですね。
会場では他のことに気を取られてて、この絵に気が付きませんでした。
和菓子の素敵なところはお菓子で季節感を味わうことができること。
四季のある国だからこその妙味です。
さて講座の方はまだまだ「賢木」の途中なのですが、今日「お香の会」にも顔を出していた会員のひとりが、物語後半に香の話が出てくるので参考にと、香(香炉共)と「源氏香」の折り畳み本等を持参してくれました。
源氏香はこちらに詳しい説明が記されてますが、持参してくれた本の絵が素敵なので、少し写真に納めました。
(何しろ、52種の絵があるので、全部撮ってたら日が暮れそうです。)
ただつくづく遊び・ゆとり・贅沢といったものの得難さを思いました。
よく「金持ちは偉いのか!」という言葉を聞くことがあり、そして(別に偉かないだろ?)とは思ってますが、貧乏人の“ひがみ”がないとは言えないんじゃないかとも思います。
生活するのがいっぱいいっぱいの人間と有り余る金と暇を持て余している人間ではものの見方、感性が違ってて当然の話です。
人間としての尊厳はそういった次元とは別の、哲学の領域に近いんじゃないかと思いますけどね。