テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

蜈蚣

2013-07-06 19:58:29 | 日記
むかで と読みます。
拙ブログでは良く話題になるのですが、それは、裏に小さな林があり、野鳥の声豊かなわが家にはムカデが出るからです。
もっとも衝撃だったのが、数年前の深夜、夜中にトイレに座って用を足そうとしていたところ、Tシャツの右肩にフチャッと何かが落ちてきた。
いまでもあの感覚は触覚の記憶として明瞭に記憶していて、声こそ上げなかったものの、魂消ました。ススススススっとムカデさんが這っていたのです。泡を食ってTシャツごと脱ぎ捨て、半裸(足首にパンツと半ズボンは掛かった状態)のまま、立ち上がり、意を決して、脱いだシャツを持ち上げました。
床には居ません。
便器の上で、おそらくはそれまでの人生の中でもっとも強い意志と力をこめてシャツを細かく振りました。ムカデは便器の中に落ち、元気に這っています。
そこで、また、かつてない念をこめて、水洗レバーを”大”のはるか先まで押し込み、メールシュトロームに呑まれて去るムカデを、何の痛痒も未練も微塵としてない気持ちで見送りました。
それ以来、この家では、流石にトイレでこそはありませんが、刺されて熱湯治療を試す機会が無いのが幸いなくらい、キッチンや寝所やその他でムカデの闖入を許しています。
一般的な殺虫剤は効かず、箸で摘んでも柔軟でなめらかな甲皮は彼らの多足の力に滑ってしまうことが多いので、まず閉じ込める容器や袋を準備してから捕獲するようにしてます。
まあ、なんというか今朝も出たのです。しかもリビングの家具の裏側に入り込み、苦労して捕縛しました。
最終処分法は、餓死などいろいろ試しましたが、水責め火責めには強く(マイクロ波は即効)、一番もだえるのは灯油などの石油系溶剤です。もし屋外で見掛けて、ガソリンや灯油があった場合、充分に浸して下さい、前述の通り、火には強いので、着火して断末魔の思わぬ反攻を喰らうより、浸しきってやるほうが早く滅することができます。
まあ、刺さない限り、害虫、特にゴキの天敵だと云うことは分かっているのですが、トイレ降下猟兵襲撃事件以降、容赦しません。