もうひと月前になりますが、以前に紹介したアルマ望遠鏡(電波干渉計)で、日本が担当する3/10の周波数帯のうちバンド4(受信周波数 125~163 GHz)の受信機による観測が行われ、画像が得られました。
受信機はカメラで云えばフィルムにあたり、全部で66機あるパラボラアンテナに、高次に揃った部品として供給されます。

今回は、日本が担当する高感度なアタカマコンパクトアレイ16機のうち、7mアンテナ6台を使って作成されました。通称モリタアレイと呼ばれるACAは高感度に目標の全体を捉える電波望遠鏡で7m12機、12m4機で構成されています。

残り50機の12mパラボラアンテナは、その広範囲に分散された台数を生かして高分解能を得られ、双方のデータ(干渉)をフーリエ空間上に合成することで、元の光学的画像を高精細に得る仕組みです。
もう、この規模の観測装置が地球上に作られることはない(宇宙望遠鏡の時代の到来)と思われていた中、思わぬ宇宙開発の停滞から、ALMAは産み出されたのかもしれませんが、計画が勃興した当初では考えられなかった高機能な受信機や激速の画像合成演算装置のおかげでこの電波望遠鏡の実用性は高く、今後長期間、その性能と意義を、美しい天体画像として、垣間見せてくれるものと期待しています。
受信機はカメラで云えばフィルムにあたり、全部で66機あるパラボラアンテナに、高次に揃った部品として供給されます。

今回は、日本が担当する高感度なアタカマコンパクトアレイ16機のうち、7mアンテナ6台を使って作成されました。通称モリタアレイと呼ばれるACAは高感度に目標の全体を捉える電波望遠鏡で7m12機、12m4機で構成されています。

残り50機の12mパラボラアンテナは、その広範囲に分散された台数を生かして高分解能を得られ、双方のデータ(干渉)をフーリエ空間上に合成することで、元の光学的画像を高精細に得る仕組みです。
もう、この規模の観測装置が地球上に作られることはない(宇宙望遠鏡の時代の到来)と思われていた中、思わぬ宇宙開発の停滞から、ALMAは産み出されたのかもしれませんが、計画が勃興した当初では考えられなかった高機能な受信機や激速の画像合成演算装置のおかげでこの電波望遠鏡の実用性は高く、今後長期間、その性能と意義を、美しい天体画像として、垣間見せてくれるものと期待しています。