「クサギ(臭木)」の実が色づいてきました。
シソ科クサギ属の落葉小高木です。
秋には紫や綺麗なコバルトブルーの実をつけます。写真は黒っぽいですが。
この実を使って染料とし、染めた物は、綺麗な水色や青、緑色になります。
天然のもので、青い色が出せる染料は「藍」と「クサギ」の2つだそうです。
’19.10.23 周りの赤い部分は萼で、はじめは緑色です。花後も残ります。
開花期:8~9月。花は葉と違って甘く、いい香りがします。
花は白やピンク、赤に近い濃い色の種類もあるそうです。
臭木の名前の由来になっているように葉などを揉んだり、傷つけると特異な臭いがします。
私はあまり嫌な臭いとは感じませんが。
葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmくらいあり、スペード形をしています。
この写真のように枝や葉の上を、花が全面を覆うととても綺麗です。
若葉は、山菜として天ぷら(加熱)にすると臭気が消え美味しいらしいです。