あまり聞きなれない木ですが「ナナミノキ(七実の木)」(別名:ナナメノキ)というモチノキ科の雌雄異株の常緑高木です。
果実が美しいという意味で「七実の木(ななみのき)」、「名がある実=名の実の木(なのみのき)」がナナミノキあるいはナナメノキとなったという説もあるようです。
樹高は10m~15m、葉は互生で、長さ6~11cmの先のとがった長楕円形です。
果実は秋に赤く熟し、鳥に食べられなければ春近くになるまで長く枝に残っています。一見、クロガネモチの実に似ていると思います。
花は雌雄異株で、6月頃に咲き、その年に伸びた枝の葉の腋から花序を出し、淡紫色の花を咲かせます。