「ナンテン(南天)」(Nandina domestica)の赤い実が見頃です。
名は中国名「南天燭」の略称で”難を転ずる”ことにも通じるため、縁起木、魔除けなどとして古くから庭に植えられてきました。
メギ科ナンテン属の常緑低木 1属1種 樹高:1~3m 中国原産
果期:11~12月 直径6~7㎜の球形で赤熟する。
赤い果実を日干ししたものは”ナンテン実”といい、咳止めの薬になります。
葉は3回3出葉でやや密生し、互生する。小葉は長さ3~7cmの披針形で、やや革質、光沢がある。
お寿司や赤飯にナンテンの葉をのせるのは、葉に含まれるナンジニンという成分が熱と水分変化によって腐敗防止に役立つ成分を発生させるためです。
葉は芽吹きの時期や秋から冬にかけて赤くなります。
花期:5~6月 茎の先に大形の円錐花序を出し、白い花を多数つける。雄しべの葯は黄色。
’シロミナンテン(白実南天)’ 別名:シロナンテン 果実はやや黄味を帯びた白色
シロミナンテンの葉は紅葉しない。
’オタフクナンテン(お多福南天)’ 別名:'五色南天' 矮性の品種で丈が低く、葉は丸みを帯びる。
濃い赤色に紅葉する。見頃:11月中旬~12月中旬
ナンテン’トワイライト’('Twilight') 白やピンクのカラフルな斑が入る品種
「南天のリース」