<カンアオイの仲間>
マノスズクサ科カンアオイ属の多年草
徳川の家紋で有名な「フタバアオイ」の仲間で寒い時期に青々と茂ることから「寒葵」の名があります。
日本に50種以上もあり、なんとほとんどが日本固有種で、多くは絶滅の危機に瀕しています。
「カンアオイ」や「クワイバカンアオイ」といった種は冬咲きで、葉に隠れるように地面すれすれに花をつけます。
花は赤紫や茶色で、まるでたて穴のような非常に不思議な姿をしています。(※つくば植物園HPから引用)
最も普通に見られる「カンアオイ(寒葵)」(Asarum nipponicum)別名:カントウカンアオイ(関東寒葵)
花弁はなく、萼しかないがこれが花(花径2cmほど)。花期:10~11月(花は5月頃まで残る)
斑入り株。カンアオイの仲間は個体によって葉も花もかなり異なるため、判別が難しい。
関東~東海地方に分布。全草に芳香あり。
「クワイバカンアオイ(慈姑葉寒葵)」(Asarum kumageanum)
屋久島固有種で絶滅危惧Ⅱ類(VU)
花期:11~3月。クワイの葉に似ることが和名の由来。
実際には変異が大きくクワイに似ているとは限らないそうです。
因みにこちらが「フタバアオイ(二葉葵、双葉葵)」花期:3~5月
葵紋は、この心形の葉三枚を円の中に並べた紋章です。
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