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冬咲き寒葵

2021年12月29日 | 花さんぽ・花めぐり

カンアオイの仲間> 

マノスズクサ科カンアオイ属の多年草

徳川の家紋で有名な「フタバアオイ」の仲間で寒い時期に青々と茂ることから「寒葵」の名があります。

日本に50種以上もあり、なんとほとんどが日本固有種で、多くは絶滅の危機に瀕しています。

カンアオイ」や「クワイバカンアオイ」といった種は冬咲きで、葉に隠れるように地面すれすれに花をつけます。

花は赤紫や茶色で、まるでたて穴のような非常に不思議な姿をしています。(※つくば植物園HPから引用)

最も普通に見られる「カンアオイ(寒葵)」(Asarum nipponicum)別名:カントウカンアオイ(関東寒葵)

花弁はなく、萼しかないがこれが花(花径2cmほど)。花期:10~11月(花は5月頃まで残る)

斑入り株。カンアオイの仲間は個体によって葉も花もかなり異なるため、判別が難しい。

関東~東海地方に分布。全草に芳香あり。

クワイバカンアオイ(慈姑葉寒葵)」(Asarum kumageanum) 

屋久島固有種で絶滅危惧Ⅱ類(VU)

花期:11~3月。クワイの葉に似ることが和名の由来。

実際には変異が大きくクワイに似ているとは限らないそうです。

因みにこちらが「フタバアオイ(二葉葵、双葉葵)」花期:3~5月

葵紋は、この心形の葉三枚を円の中に並べた紋章です。

 



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