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冬の実:藪柑子

2022年12月30日 | 花さんぽ・花めぐり

大晦日前日(12月30日)を「小晦日(こつごもり)」といいます。知らんかった!

晦日を「つごもり」と読むのは、「月ごもり」に由来しているそうです。

旧暦では、月末になると月が隠れて見えなくなるため、この名で呼ばれるようになったそうです。

ヤブコウジ(藪柑子)」(Ardisia japonica

サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木 日本、朝鮮南部、中国、台湾に分布

マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)などとともに、正月の縁起物に慶ばれます。

樹高:10~20cm。葉の鋸歯が細かく、茎が地上を這わない。

果実は球形で径5~6mm、秋(10 ~11月)に赤色に熟す。

地下茎を伸ばして繁殖し、ときに大群落を作る。花期は7~8月。白い花を下向きつける。

園芸品種

斑入りの園芸品種

フルハウスでも2か所ほど小群落↑を作っています。

 

ツルコウジ(蔓柑子)」(Ardisia pusilla

常緑小低木 日本、朝鮮、中国、マレーシア、フィリピンに分布

花期:6~8月 樹高:10~15cm つる性の茎が地上を横に這い、褐色の長軟毛がある。

大実ツルヤブコウジの’フクジュコウ(福寿紅)’  果実は球形で径5~6㎜、12月頃に赤く熟す。

 

オオツルコウジ(大蔓柑子)」(Ardisia x montana) 絶滅危惧ⅠB類 (EN)

花期:5~7月  茎は横に這う、つる性常緑小低木で樹高10~30cm。

果実は赤く熟す。ヤブコウジとツルコウジの中間的な形態をもつため両種の雑種であるという説もあるそうです。

 

シナヤブコウジ(支那藪柑子)」(Ardisia chinensis)の果実は秋~冬に紫色~黒色に熟す。

別名:シナタチバナ(支那橘)、シナマンリョウ(支那万両) 日本、台湾、中国に分布

やや湿った林床を這って生育する樹高25~40cmの小低木。 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

花期:4~6月 ヤブコウジに似るが葉に光沢がある。

 

ビロードヤブコウジ」(Ardisia mamillata) 樹高15㎝ほどの常緑小低木 中国南部原産

流通名:ルビーブライト  花期:7月 果実は冬に赤く熟す。

 



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