「カイノキ(楷の木)」(Pistacia chinensis) の実や葉が色づいてきました。
別名:ランシンボク(爛心木)、トネリバハゼノキ、クシノキ(孔子の木)など。
直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから、楷書にちなんで名付けられたそうです。
日本への移入は1915年とされ、孔子の墓所からタネを持ち帰り、孔子廟や大学など教育機関の庭に、孔子の木、学問の木として植えられました。
ウルシ科カイノキ属の落葉高木 中国原産
雌雄異株で、樹高は20~30m、幹の直径は1mほどにもなります。
学問の象徴としての孔子廟とのつながりで、「学問の聖木」として多くの教育機関に植栽されています。(廣池学園:柏市)
葉は偶数羽状複葉ですが、奇数の葉が混じることがあります。
小葉は5~6対で、倒卵披針形で、濃い緑色をしています。
秋には美しく紅葉します。
岡山県備前市の旧閑谷(しずたに)学校のカイノキは1本が紅葉、もう一本が黄葉します。
花は4~5月に葉に先立って花を咲かせ、雄花は淡黄色、雌花は紅色です。
果実は、5~6mmの赤い球形。
はじめは黄白色ですが、紅色となり熟すと紫青色になります。
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