4月2日、兵庫県上郡町で絶滅危惧種の「オキナグサ」(キンポウゲ科)が咲いたというニュースがありました。(以下の写真は全てつくば植物園で撮影)
花期は4~5月で、暗赤紫色の花を花茎の先端に1個つけます。
開花の頃はうつむき加減に咲きますが、後に上向きに変化します。
花弁に見えるものは萼片で6枚あり、長さ2~2.5cmになり、外側は白い毛で被われています。
花柱は長さ3~4cmになり、約3mmの白毛を密生します。
花茎の高さが10cm前後で開花し、花後伸長して白い綿毛がつく頃には30~40cmにもなります。
名前は花後の白く長い花柱を持つ痩果の姿を老人の白髪に見立ててつけられたそうです。
なお、白い萼片のオキナグサもあります。
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