田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

「茶の木」の花が咲いています。

2019年10月26日 | 花さんぽ・花めぐり

「チャノキ(茶の木)」の花が咲いています。ツバキ科なので花はツバキに似ています。常緑低木

撮影:'04.9.18 開花期は10~12月初旬頃。緑茶も紅茶も烏龍茶も、同じお茶の樹の新芽を摘んで加工したものです。

撮影:’05.10.30 短い柄でぶら下がるように下を向き、花冠は白く、径2cm程度です。

撮影:’05.10.30 実(花の下)。普通は2~3室を含み、それぞれに1個ずつの種子を含みます。

果実の形はこれらの種子の数だけ外側に膨らみを持っています。

 

私のふるさと静岡県は全国のお茶の約40%を作っている日本一の産地です。

撮影:’10.4.29 一番茶の頃の茶畑は黄緑色の新芽がひかり輝いて、大変美しく景観となっています。

撮影:’10.4.29 遠望した一面の茶畑は幻想的です。現在もっとも普及率が高い日本茶の代表品種「やぶきた」の茶畑。

撮影:’05.12.31 冬の茶畑。通常、1m前後に刈り込まれます。 山に囲まれた地域で作られる「川根茶」などが有名です。

撮影:’10.4.29 我が家はお茶も作っている農家でしたので、子供の頃から親しんできました。静岡は生産だけではなく、緑茶消費量も日本一です。

BOSOの我が家も昔栽培されていたのか、逸出していて其処彼処にチャノキが生えています。

チャノキは元来寒さに弱いため、日本では岩手県、新潟県辺りが産地の北限のようです。

 

 

 


またか!災害級の大雨

2019年10月25日 | 昭和の杜で田舎暮らし

またか!災害級の雨。一宮川などがいつ氾濫してもおかしくない危険な状態、「氾濫危険水位」を超過しています。氾濫危険水位:7.66m→現在水位:9.38m)

台風15号、19号よりもひどい雨でバケツをひっくり返したような雨だとの情報も。

県内ではただちに避難が必要な「レベル4」の避難指示が君津市、鴨川市、市原市、茂原市、南房総市に出ています。

千葉市付近と八街市付近では、25日(金)午後1時30分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

鴨川市でも1時間に85.5ミリの猛烈な雨を観測したほか、千葉県内ではすでに10月1か月分の雨量が、わずか半日で降ったところもあるとのこと。

なんてこった!復活です。明日は晴れるとの予報なのでBOSOの我が家の状況を見てきます。被害が無ければ良いのですが。

 


秋の実④:南京黄櫨

2019年10月25日 | 花さんぽ・花めぐり

ナンキンハゼ(南京黄櫨)の実が目立つようになってきました。

トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木

撮影:’04.10.23 果実は黒い殻に覆われていますが、寒くなるにつれて殻が割れ、中から白い種子が飛び出します。

撮影:’04.10.11 「ハゼと同じように蝋が採取できる中国の木」という意味合いでナンキンハゼと命名されたという説などがあります。

撮影:’04.10.31 ウルシ科のハゼとは別もので樹液に触れてもかぶれません。

撮影:’04.10.31 果皮が取れて3個の白い種子が顔を出しています。

撮影:’04.11.21 種子には毒性があるため注意が必要です。

撮影:’04.10.23 暖地でもカラフルに紅葉するため関西以西では珍重されています。

撮影:’19.7.11 穂のようにたくさんついた黄色い雄花。雌花は根元部分に咲きます。

撮影:’06.7.8 あまり目立ちませんが、きれいな花です。

撮影:’06.7.8 菱形の葉。葉や枝を傷つけると白い乳液が出ます。

撮影:’05.5.28 葉に模様が入る斑入り品種’メトロキャンドル’。新芽が黄色くて美しい。

撮影:'08.7.26 品種名は判りませんが、こんな斑入り品種もあります。なんだかマダラ模様ですね。


秋の実③:臭木

2019年10月24日 | 花さんぽ・花めぐり

クサギ(臭木)」の実が色づいてきました。

シソ科クサギ属の落葉小高木です。

秋には紫や綺麗なコバルトブルーの実をつけます。写真は黒っぽいですが。

この実を使って染料とし、染めた物は、綺麗な水色や青、緑色になります。

天然のもので、青い色が出せる染料は「藍」と「クサギ」の2つだそうです。

’19.10.23 周りの赤い部分は萼で、はじめは緑色です。花後も残ります。

開花期:8~9月。花は葉と違って甘く、いい香りがします。

花は白やピンク、赤に近い濃い色の種類もあるそうです。

臭木の名前の由来になっているように葉などを揉んだり、傷つけると特異な臭いがします。

私はあまり嫌な臭いとは感じませんが。

葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmくらいあり、スペード形をしています。

この写真のように枝や葉の上を、花が全面を覆うととても綺麗です。

若葉は、山菜として天ぷら(加熱)にすると臭気が消え美味しいらしいです。


秋の実②:丸葉萵苣の木

2019年10月23日 | 昭和の杜で田舎暮らし

マルバチシャノキ(丸葉萵苣の木)」。チシャノキの変種でムラサキ科。和名の萵苣(チシャ)の漢字、初めて見ました。

(撮影:'04.9.25) 樹高は7~9m、直径20cmになる落葉小高木です。

(撮影:'04.10.2) マルバチシャノキという名前は、葉が丸く若葉は食べられ、味がチシャ(レタス)に似ていることに由来しています。また、樹皮や葉がカキノキににていることから別名『カキノキダマシ』とも呼ばれているそうです。実が似ているという説も。

(撮影:'06.9.26) 果実は、先端が尖った球形の核果で、直径2cmほどで夏から秋に鮮黄色に熟し、人目を引きます。生食ができ、バナナの風味があるそうです。

(撮影:'05.6.11) 開花期は5~7月。枝の先端に散房花序を出し、白色の小さい花を多数つけます。

(撮影:'10.9.26) 葉は直径10~30cmほどの広楕円形で、葉縁には不規則な鋸歯があり、葉自体も緩やかに波打ち、表裏共剛毛が散生。手で触るとざらざらしてヤスリのようです。

材は器具の柄や銃座などの用材として使われますが、樹皮はタンニンを含んでおり、チシャ染めの染料として利用されるそうです。

参考:チシャノキ(萵苣の木)

(撮影:’19.5.18:栗林公園)6~7月にかけて枝の先端に円錐花序をつけ、花色は白色。花冠は直径5mmほど 。葉は倒卵形です。

「マルバチシャノキ」に比べて葉も果実もかなり小さく、花序は円錐状であるが、「マルバチシャノキ」は散房状です。紛らわしいですが、「エゴノキ」の別名もチシャノキといいます。