田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

春の花:金雀枝

2020年05月06日 | 花さんぽ・花めぐり

今日午前2時頃、千葉県北西部を震源とする最大震度4の地震(柏:震度2)があり、一昨日の夜(県北東部)に続いて「緊急地震速報」が鳴り響きました。身構えていたのですが、鈍感夫婦は全く揺れを感じませんでした。どうなっているのでしょうか?

4月1日、blogにUPした「いま大規模な地震・大雨が起きたら?」を想起させ、いやな予感がします。「くわばら、くわばら!」

地中海沿岸原産でマメ科の常緑低木「エニシダ(金雀枝又は金雀児)」(別名:エニスダ)

箒状に枝分かれして、樹高は1~3mになり、枝先は大きく育つと弓なりに垂れ下がります。

花は5月頃、前年枝の葉脇に長さ約2cmの黄色い蝶形花を1~2個づつ咲かせます。

最盛期には株を覆うように花を咲かせます。「サヤエンドウ」にそっくりな豆果がなります。

鉢花として広く流通する園芸品種の「ヒメエニシダ」。

樹高1m程度に育ちます。エニシダに比べて耐寒性が劣り、冬越しには0℃以上の気温が必要です。

「ホホ(ホオ)ベニエニシダ(頬紅金雀枝)(別名:ニシキエニシダ)」。フランスで発見されたエニシダの変種で落葉低木。両翼弁に頬紅のような赤いぼかし(斑)が入るのでこの名があります。

エニシダとホホベニエニシダの交配から多くの園芸品種がつられています。

赤花のエニシダ(品種名:キティスス・プルプリウス?)。花色は基本的には黄色ですが、白色もあり、交配種には、赤・牡丹色・ピンク・オレンジ色や、それらと黄色の複色があります。

葉は3出複葉で互生します。

「ハリエニシダ(針金雀枝)」。比較的近縁といわれるエニシダに似ており、針のような棘があります。エニシダには棘がありません。

こちらもエニシダに似た?マメ科の「ムレスズメ(群雀)」。棘があります。4~5月頃、下垂した黄色い蝶形花がたくさん咲きます。この様子を雀が群れてるさまに見立ててつけられた名前です。

エニシダは木本ですが、こちらの「ヒトツバエニシダ(ダイヤースグリーンウィード)」 は、同じマメ科の多年草です。花径15mmの黄色い蝶形花をつけます。草丈1m、棘のない枝に、楕円形の細い葉を互生。地上部を黄緑色染料に用います。

 


春の花:カロライナジャスミン

2020年05月05日 | 花さんぽ・花めぐり

今日は「端午の節句」。来年4月、孫は「ピッカピカの一年生」、もし9月入学になったら保育園の卒園が半年伸びるのでしょうか?

「カロライナジャスミン(別名:イエロージャスミン)」(マチン科)。北アメリカ原産。

ジャスミンとは全く異なる有毒植物ですが、ジャスミンの香りに似た甘い香があります。

常緑蔓性植物で細い蔓でからみつき約6m伸びます。

花期4~6月。5裂する漏斗状で濃厚色の黄色い花を長期間咲かせます。

葉は対生、輪生し、長楕円形で全縁・無毛です。

(撮影:’060502)「モッコウバラ」のように大量の花で埋め尽くされています。


春の花:ハンカチノキ

2020年05月04日 | 花さんぽ・花めぐり

今日は19℃の予報です。昨日、友人からメールがあり、なんと盛岡市では最高気温30℃。この時期、新玉葱(白子産)が旬で、大変甘くて美味いので、いつも購入しています。

枝一杯に白いハンカチをぶら下げたように花が咲く1属1種の珍木「ハンカチノキ」(Davidia involucrata

ミズキ科ハンカチノキ属の落葉高木 中国西南部原産

樹高は10~15mになります。今から15年前、「つくば植物園」で初めて見ました。

白いハンカチのように見えるのは、大小2枚の大きな白い苞(総苞片)で、長さ6~15cm。初めは黄緑色で、次第に大きくなり白くなります。

凄い量の苞(ハンカチ)です。この白い苞の形から、「ハトノキ(鳩の木)」や「ユウレイノキ(幽霊の木)」とも呼ばれます。

                 

4月下旬~5月上旬に苞の付け根の部分に、球形の頭状花序に1個の両性花と多数の雄花をつけます。花弁と萼はありません。

葉は互生し、長さ9~15cmの広卵形で縁に粗い鋸歯があります。

果実は3~4cmの球形~楕円形の堅果で褐色に熟します。果柄に対して角度を付けて着生している。

果肉を野鳥が食べます。果肉を取ると中に梅干しの様な堅い核があります。

 


春の花:金鎖

2020年05月03日 | 花さんぽ・花めぐり

今日もいつものようにまったりと過ごします。アベノマスクはまだ届きません。

シャープのマスクは当選倍率100倍以上で落選。手持ちの在庫が少なくなってきました。2回目の抽選には当たりますように!

明治時代に日本に渡来した「キングサリ(金鎖)」(マメ科)。別名:ゴールデンチェーン、キバナフジ(黄花藤)

ヨーロッパ中南部原産の落葉性小高木で、樹高は5~8m。

葉は3出複葉で小葉の長さは3~8cmの楕円形又は倒卵形で、全縁です。寒さに強く、高温多湿に弱い植物です。

開花期は5~6月で鮮やかな黄色で美しく目を惹きます。長さ約2cmの蝶形花が約20cmの総状に垂れ下がり、一見すると黄色い藤の花のようです。房の長さが30~70cmもある種があるそうです。

マメ科なので花後、線形の豆果がぶら下がります。全体にアルカロイドが含まれている有毒植物とのこと。

藤の花。確かに似ています。


春の花:ニセアカシア

2020年05月02日 | 花さんぽ・花めぐり

今日は27℃超の夏日になるとの予報。

寒い日があれば灯油を消費したいのですが余ってしまいそうです。

一般的には「ニセアカシア」と呼ばれているマメ科の「ハリエンジュ(針槐)」。

北米原産の落葉高木で、樹高は約15m、花期は5~6月です。

'080505「ニセアカシア」の赤花 カスケードルージュ’?

花が赤い園芸品種は「アカバナニセアカシア、アカバナアカシア、ハナエンジュ、ハナアカシア、ベニアカシア、アカバナハリエンジュ」などと呼ばれています。

’050515

名前の由来は「エンジュ」に似ていてハリ(棘)があるから。

ニセアカシアは、単に「アカシア」とも呼ばれます。

「アカシア」に似ていますがアカシア属ではないので「偽」がついたとのことです。

西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」などの曲も「ニセアカシア」です。

’050514 樹皮は淡褐色で網状の割れ目がある。

花が美しいのに加えて、大気汚染にも強く、暑さ寒さにも強い木です。

’050514 痩せた土地や砂地でもよく育ち、生長も速いので、砂防や早期緑化の目的に全国で植えられています。

公園樹などでは棘のない「トゲナシニセアカシア」が植栽されています。

 (撮影:’4050514)

「ニセアカシア」は、代表的な蜜源植物の一つで、「アカシア蜂蜜」と称して販売されています。

長野県などでは、8~9割が「アカシア蜂蜜」で、色も香りもよく、レンゲ蜜に次ぐ高級品とのこと。

(撮影:’050717)イングリッシュガーデンに植えられる新芽が美しい黄金葉の改良品種「フリーシア」。

夏でも原種に比べると明るい葉色で花は白色。

葉は奇数羽状複葉で、小葉は丸みの強い楕円形で、鋸歯はなく、葉先が僅かに窪み、尖らず、葉の基部の枝に一対の棘があります。

’060804「シダレエンジュ(枝垂れ槐)

’060805「イヌエンジュ(犬槐)

「エンジュ」や「イヌエンジュ」に似ていますが、これら2種は小葉の先が尖っており、また、棘がない点で区別できます。「トゲナシニセアカシア」もあるので?ですが。