みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 『海浜の光景』を読む私、上那賀病院にて。

2019-12-10 04:49:00 | 日記
昨日は朝、8時20分にデイサービスへ欠席の電話を入れ、梅やんを上那賀病院まで連れて行きました。車で32分です。


病院で梅やんの体温を測ると36度9分、相変わらず咳をしておりました。待合でタンが出てちり紙を持ち合わせず困っていると、隣りの患者さんがちり紙をくれたので助かりました。マスクも朝、渡したのに家に置いて忘れていました。胸部レントゲンでは異常はなく、気管支炎でしょう、ということです。咳き止めと抗生剤を処方していただきました。薬は隣の調剤薬局でもらいました。


病院の右端にタチバナ 先生の胸像があります。立花先生は三好市井川町の出身です。
病院を出ると時刻は正午を回りました。



奥へ帰る途中、救急車が追い越して行きました。誰かを迎えに行くようです。消防救急の行政は広域化されて海部消防組合が運行しているらしいです。


家に帰ると、梅やんは元気で鶏小屋を見に行きました。







夕方には、買って来たイデボシ芋とキビを焼いて食べました。


南野家から喪中の挨拶状が来ていて梅やんは長いことそれを見て、また居眠りをしながら夕食を済ませました。


私は、先日図書館から借りて来た安岡章太郎の『海浜の光景』をずーと一日中、梅やんの世話をしながら読んでいました。「片側の窓に、高知湾の海が鉛色に光っている。小型タクシーの中は蒸し風呂の暑さだ。桟橋を過ぎると…」と言うところから始まる小説です。安岡が精神病院に入院中の今で言う認知症の母親の最期を看取りに行くところから始まります。
さて、梅やんは昨夜から今朝にかけても咳は治らず、隣室からたぐる音が聞こえていました。今日もデイサービスは休ませることになります。私は予定通り吉野川市鴨島まで行く日です。午後は3時ぐらいに木沢診療所へ梅やんを連れて行きます。
それでは今日はこの辺で。