みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 曽孫17歳の作品「おいでよ!子ども食堂」

2019-12-19 07:50:00 | 日記


梅やんは朝、いつもの通り簡単な朝食を食べました。私は、いつもと違って味噌汁の具を減らして、大根の線切りと豆腐、鶏卵を入れ、即席あさげ1袋と味噌を足してつくりました。この方が美味しく思われました。


梅やんがデイサービスに行った後、小雨が降ったり止んだりして家の作業ははかどらず中止しました。
セツ姉から電話があり、昨日の徳島新聞に孫の絵が載ったから見といておくれ、とのことでした。


子ども食堂は、高齢者から子どもまでみんなで一緒に朝ごはんを食べるようです。この絵の朝食も味噌汁とご飯と鮭で、我が家のと同じく簡単なものでした。


夜、梅やんにこの新聞記事を見せてみましたが、「キョウカとは誰ぞ?」と言うばかりで意味がわからない様子でした。17歳と90歳。梅やんは曾祖母にあたります。




私は夜、小説『海辺の光景』を読み進めました。昭和26年〜28年の頃の物語である。高知の精神科病院に入院中の母親の最期を看病をする息子が描かれている。9日間のうち6日目辺りまで読み進んだ。「翌日、信太郎は父と一緒に2人だけで病院へ行った。母は高知へ来ると間もなく、市内にあるこの病院の本院で診断を受けていた。母を入院させたいと申し出ると、医者は母を憶えており、白い顔に微笑を浮かべて、やっぱり、おうちで療養させるとなると大変でしょうと言った。」この物語は昭和27年、私が生まれた時代の頃の事です。
今朝は近くの山で鹿が鳴きました。世代をつなぐ繁殖の季節です。
さて、今日も梅やんはデイサービスです。それでは今日はこの辺で。