みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 介護人は夜中に読書

2019-12-11 07:41:00 | 日記
おんどりが鳴いて夜が明けました。
昨日はデイサービスを休み、夕方、梅やんは木沢診療所へ行って毎週1回の骨粗しょう症の注射をしてもらいました。

昨日は梅やんは昼間の衣装のままで寝ておりました。私は午後7時から寝たので12時前に起きて、梅やんをトイレに誘導して夜用の紙パンツに換えさせました。
私は咳が治り良くなっていたので、そのまま『海辺の光景』の読書を続けました。「母は眠り続けていた。どう言うわけか片方の目蓋だけが半分開いて灰色の眼球を信太郎の方へのぞかせている。だが、視力は半年ほど前から全く失われているのだ。胴体を暗緑色に光らせた大きなハエが、鈍重な羽音をたてながら飛んできては、目やにを滲ませた目蓋や大きく開いた口のまわりにとまったが、顔の筋肉は少しも動かない。しかし生きている証拠には荒々しい呼吸音が規則正しくつづいている。」




小説は長いので2時間位読んでまた眠りにつきました。


夜が明けてきました。梅やんは着替えています。

梅やんは抗生物質のお陰で風邪も良くなりましたので、今日はデイサービスに行かせます。
それでは今日はこの辺で。