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サスマン裁判の陪審員判決は不起訴 【連載】アンディ・チャンのAC通信

2022-06-01 09:12:02 | アンディ・チャンのAC通信
【連載】アンディ・チャンのAC通信

サスマン裁判の陪審員判決は不起訴

No.895 (2022/5/31)
 



 本日31日(日本時間6月1日)、サスマン裁判の陪審員団は証拠不十分でサスマンを不起訴とした。この裁判には多くの人が関心を持っているため、真っ先にNewyork Postが判決の記事を発表するとすぐに多くの新聞社も続いて記事を発表した。

 サスマン裁判は先週27日に最終弁論を経て陪審員の討論に入ったが、メモリアルデイの休日を経て31日になってから陪審員団が不起訴と発表したのだった。

 トランプのロシアゲートを調査しているダーハム特別検察官は判決の発表のあと一言もなく法廷を離れたが、そのあとまもなく「不起訴の判決が出たことはまことに残念だが、陪審員団の判決を尊重する。そして検察側と調査に尽力したチームが真実と正義を追求した努力に感謝する」と述べた。

 陪審員の討論は公開されないし、陪審員の名前も秘匿されているが、判決の後で陪審員の一人(男性)は陪審員の判決が出るまでに5時間半ほどかかったと述べた。陪審員の討論の要点は五つあったが、全員が同意した事項も、全員が不同意だった事項もあった。結果として我々は(有罪に反対する)理に叶った疑問(Reasonable doubt)を払拭することができなかった、と述べた。

 ニューヨークポストの記事が出た後、多くの新聞社もさまざまな評論を発表した。これらの新聞社には左翼寄りも保守寄りもある。左翼寄りのL Aタイムスはサスマン被告の弁護士は、サスマンがFBIに嘘をついた証拠はない。サスマンとベーカーの会見には双方とも記録がない、と述べた。二人は極秘で会見したのだから記録を残すはずがない。

 New York Post はサスマン弁護士がヒラリーの弁護士であることを隠してFBIの主任評議員のJamesBakerと会見し、ヒラリーの資金でChristopher Steeleがでっち上げたロシアゲートの情報を入れたメモリードライブと3
部の書類を手渡ししたことが証拠不十分とはおかしいと述べ、更にChristopher Cooper 裁判官が一部の検察側の提出した資料を却下したことにも疑問を呈した。

 Cooper 裁判官は検察側が提出した資料を「サスマンは(トランプ降ろしの)陰謀で起訴されたのではない」として検察側の資料を却下したのだった。そしてワシントンD.C.の裁判所はオバマ政権の8年間ですっかり修復不能なほど左傾したと述べた。

 Gateway Pandit 新聞社もワシントンの裁判所がすっかり左傾化していることをあげ、Cooper裁判官はオバマが任命した裁判官であることも指摘し、サスマン裁判でCooper 裁判官は3人の疑問のある陪審員を許可した事も指摘した。この3人の陪審員は当時の大統領選挙においてヒラリーの献金した事がある。この3人はヒラリーの他にも極左翼のオカシオ コルテス議員にも献金していた。

 もっと不審なのは検察側が反対した陪審員(女性)は娘がサスマン被告の娘と同じボートレースの乗組チームなのに、Cooper裁判官は検察側の反対を押し切って陪審員に採択したという。裁判官から陪審員の中立性に疑問がある裁判でサスマン被告が証拠不十分で不起訴となったのである。

 サスマンは不起訴となったが、ヒラリーの選挙マネジャーだったRobby Mook(女)の証言で、でっち上げのロシアゲート情報をメディアに流すことをヒラリーが許可したという証言は記録に残っている。ダーハム特別検察官がサスマン裁判の判決にめげずロシアゲートの真相調査を続けることに期待したい。

 

 
【アンディ・チャン(Andy Chang、台湾名=張継昭)さんのプロフィール】 1934年生まれ。第2次大戦後に台湾からアメリカに留学し帰化した。現在、カリフォルニア在住。アメリカと台湾の時事ニュース中心に独自の視点で分析してネット配信している。AC通信は週刊のメルマガで、使用言語は日本語だが、本ブログでは日本のメディアでよく使われている用語に統一することにした

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