浦和レッズに厳罰処分！

　先日埼玉スタジアムで行われた浦和ＶＳ鳥栖戦で「ＪＡＰＡＮＥＳＥ　ＯＮＬＹ」と書かれた横断幕を浦和サポーターが掲げた問題を重視したＪリーグは、昨日この表現が差別的だったとして、浦和にけん責と無観客試合という処分をすると発表しました。

　浦和のサポーターは「自分たちだけでチャンと応援したいのにそこに外国人観光客なんかがいると統制が取りにくいから」みたいな発言をしているようです。

　これに対して浦和レッズは「横断幕の禁止」をサポーターに申し入れています（レッズの社長は２０％の役員報酬を３カ月返納）。

　Ｊリーグの村井チェアマンは、「この差別表現を重視し２３日に行われる浦和レッズＶＳ清水エスパルス戦を無観客試合とすることを決定した」と話しました。

　こうした処罰的な無観客試合というのはプロスポーツでは前代未聞ということです。

　天候が悪くて無観客試合が行われたことはあります。

　３年ほど前だったでしょうか、じいちゃんがお友達とゴルフの観戦に行こうと最寄りの駅を降りると「本日の試合は台風のため無観客で行います」とそこから帰されてしまったことがあります。

　まあ、それが良かったのか悪かったのか、後でいろいろ議論になりましたが「結局は観客の安全のために仕方なかった」ということで落ち着いたようです。

　浦和レッズのサポーターは、これまでにも対戦相手の外国人選手に対して差別発言してクラブが制裁金を支払ったとか、結構もめ事を起こしてるので村井チェアマンも「過去の事実も踏まえて、踏み切った」ということです。

　レッズサポーターに比べればグランパスサポーターは可愛いもんです。

　この無観客試合でレッズは、１億円以上の収入が断たれます。

　この問題はそれほど大きな問題なんですね。

　Ｊリーグは村井チェアマンになってから「海外との親密な交流に尽力する」ということで、特に東南アジアからの選手の受け入れやそれらの国へのゲームのテレビ配信などの成果を上げています。

　そうした方針に逆らうように今回の事件は起きてしまいました。

　中国や韓国の国際試合では、日本との対戦がホームで行われるというと中韓のサポーターが差別的な表現で「ワイワイ」騒いだり、韓国選手なんてオリンピックで日本と対戦した後、堂々と「独島（竹島）は俺たちのもんじゃ～」という幕を掲げて怒られたりしてましたが、そんな人たちと同等のことを浦和のサポーターはやってしまったんですね。

　こんなことしてちゃ、日本のサポーターは３流だといわれても仕方ありません。

　チームのことを一番に考えなきゃいけないサポーターがチームに迷惑をかけるなんて本末転倒です。

　「だから、浦和は」なんて言われないように反省してほしいですね。

　じいちゃんもサッカー大好き人間の一人ですから、思いっきり自由に応援したいという気持ちは分ります。

　でも、やっぱりサポーターとしてやっちゃいけないルールがあることもちゃんと考えておかないと、今回のような処分があったり、横断幕禁止なんてことになってしまいます。

　みんなが楽しくサッカーを見るために、Ｊリーグの決断は良かったんじゃないかと思います。