ロシア包囲網・・・

　ロシアのクリミア併合に対して先進７カ国（Ｇ７）の緊急会議がオランダのハーグで開かれ、対抗措置として経済制裁などを強化するというハーグ宣言が出されました。

　さらに、今年ロシアのソチで開催される予定のＧ８サミットのボイコットやＧ８からロシアを除外する可能性もあると示唆しています。

　国際法に違反するこんなことが日常的に行われるようになると、日本に住んでいる韓国人や中国人が「日本政府に苛められてるから助けて頂戴！」と本国にお願いすると韓国軍や中国軍が自警団と称して乗り込んでくることを許してしまうことになりかねません。

　昔のように戦力で他国を侵略するというシンプルな領土侵害ができなくなった分、領土拡張を図るには狡猾な手口で徐々に隣国を侵していく手法（中国がお得意な手口です）が使われるようになってきました。

　断固としてロシアには対抗しなくてはいけません。

　安倍首相はウクライナに多額の援助金を拠出すると表明しましたが、相変わらずお金で何とかしようとする従来の姿は変わっていません。

　欧米諸国と協調してロシアに対してものを言うことは必要ですが、日本と欧米・日本とロシアの関係性には若干異なるものがあります。

　欧米とロシアの間に立って、よりよい解決策を提案できるのは日本だけなのに何でこんなチャンスを生かせないかと歯がゆくてなりません。

　朝刊の一面はこの話題だけでなく「マレーシア機がインド洋に墜落か？」「猪瀬前都知事、略式起訴」という記事がありました。

　「マレーシア機がインド洋に墜落か？」というのは昨夜マレーシア首相が「英国の衛星データを詳しく分析した結果、マレーシア機がインド洋で消えたと確認した」と発表したもので、中国の輸送機やオーストラリア空軍機が複数の浮遊物を同じ海域のインド洋で発見したという報告も入っていて、墜落したのはほぼ確実視されています。

　それにしても機影が消えてから、ずいぶん時間がかかりました。

　レーダー網が充実しているこの時代にスポット空間がポコポコと穴のように空いているということで、これは「地球が丸いから」という理由だそうです。

　欧米では数年後には衛星による全地球をカバーしたレーダー網が完備するということですが、今回のような事故？で長い時間被害家族をやきもきさせない様に早くルートを外れた飛行機がどこを飛んでいても分るようになって欲しいと思います。

　「猪瀬前都知事、略式起訴」という記事は、東京地検が「徳洲会から猪瀬さんへ渡された５０００万円は選挙資金だった確信した」ということで猪瀬さんを公職選挙法や政治資金規正法違反で在宅の略式起訴すると表明したというものです。

　略式起訴になったのは、都知事の引責辞職や５０００万円が選挙運動には直接使われていなかった経緯などを考慮してのものだそうです。

　しかし、猪瀬さんもあんな汗だくの記者会見や議会での釈明をしなくても、最初から「ごめんなさい」と言っちゃえばカッコよかったのに、誰かを追求する（例えば道路公団など）時は徹底的にやっつけるけど、我が身に降りかかってくると嘘の上塗りをしていくという人間味？のある姿に何だか可愛げあるなぁ～と思ってしまいました。

　それにしても、この地球上では毎日毎日いろんなことが起こっています。

　じいちゃんの周りでも小規模な出来事が毎日毎日起こっていて「生きていること」を実感させられてます。