自民党内でも集団的自衛権行使に？？？

　自民党の総務懇談会で「集団的自衛権行使容認」について議論が行われ、その席上で多くの議員から慎重論が飛び出したと報道されています。

　安倍内閣が推し進めようとしている憲法解釈の変更による「集団的自衛権」の行使については、国民からも不安の声が高まっていて、じいちゃんももちろん不安でしょうがありません。

　もしこの問題が憲法解釈の違いによって時の政権ごとに弄ばれたらと思うとゾッとしてしまうし、これまで戦後約７０年に渡って紛争や戦争に巻き込まれずに平和を願ってきた国民が海外で戦闘をするなんてことになったら、それこそ大変です。

　安倍首相は、中国からの脅威に対して日米韓の安全保障が大切だと考えているようです（もちろんそれも大切なことです）が、中国寄りの発言が目立つオバマ政権や日本を目の敵にしてる韓国の朴政権と本当にうまくやっていけるんでしょうか？

　もし、「集団的自衛権が容認」されたら、韓国が北朝鮮の攻撃を受けた時、イヤでもアメリカと一緒に北朝鮮だけでなく中国とも戦争しなければいけなくなるやもしれません。

　そんなことが起こらないための「集団的自衛権行使」が逆効果になってしまうこともありえます。

　本当に「集団的自衛権の行使」を進めたければ、やっぱり憲法を改正するために国民が納得する議論を重ねて、国民合意の上で正々堂々と憲法・自衛隊法を変えなければいけないと思います。

　それよりも、まず国民の生命・財産を守るために自衛隊法を改正して、尖閣や竹島の領土保全を考えることが先じゃないでしょうか？

　オバマ政権は以前の政権が他国の紛争に出て行って多くの若者たちを死なせてしまったことから「国民からの非難を避ける」ために「リモコン戦闘機」を使って攻撃ばかりしていて、その結果誤爆で一般市民をたくさん殺しています。

　まさに第２次大戦中日本に行った無差別爆撃みたいなのを今も繰り返しているんですね。

　それも兵士が乗ってないリモコン兵器で・・・。

　中東でもアメリカの力が相対的に弱くなっているために、大紛争が起こるかも・・・？

　そんなことになったら日本には石油が入ってこなくなって、それこそ死活問題になってしまいます。

　中東だけに化石燃料を頼らなくてもいいように、今は東南アジアやオセアニア地域、北米などからもエネルギーを調達していますが、それにも限度があります。

　それにもし「集団的自衛権の行使」で旗振り役のアメリカはほとんど兵士を派遣せず、同盟国だけが大量の兵士を送り込まなければならなくなった時はどうするんでしょう。

　最近のアメリカは他地域の紛争には手を突っ込まないというオバマさんの方針で逃げ腰外交ばかりですから、もしかしたら中国と日本、また韓国と北朝鮮の間に何かあっても手を出さないということになりかねないかも？

　そんな状態の時になぜ「集団的自衛権の行使容認」を急ぐのか？

　もっとじっくりと国民の意見を聞いてもいいんじゃないかとじいちゃんは思います。