やっぱりね。他にも政治家の関与が…

　国会で審議が続く森友学園への国有地払い下げ問題…。

　先日会見した鴻池議員のほかにも、政治家の関与（本人が自ら話してる）が明るみに出てきている。

　鴻池議員の話に対して、籠池理事長は議員秘書のメモは「後から偽造されたものだ」と話しているらしい。

　逆に、鴻池議員側から「寄付の要請があった」とも語っている。

　一体どっちが本当なんだろう？

　今朝のワイドニュース番組で元官僚の評論家が「一般人が霞が関の財務省の高官に簡単には会えない」、｢上からの要望」や「政治家の関与」があったのではないかと話していました。

　昨日の国会答弁で財務省の役人が「政治家の関与はなく、面会の申し込みがあったので会った」と答弁していましたが、これも怪しいもんです。

　さらに安倍首相の奥さんの昭恵夫人が建設中の小学校の名誉校長に就任していたことや講演をしていたことに対して、野党議員から「昭恵夫人は公人なのか、私人なのか？」という質問に、安倍さんは不快感を示し「私人である」と答弁しました。

　まあ、名誉校長に就任したことや講演会何かをしたことは、確かに「私人」の枠のことでしょうが、首相とともにファーストレディとして外国に行ったりするのも「私人」なんでしょうか？

　テレビに出てるタレントたちが「有名人」という枠にハメられて｢不倫報道」され、タレント活動の休止に追い込まれている時代なのに、首相夫人が「私人」だなんて、だ～れも思っていないでしょう。

　国民は「私人」の外遊のために「税金」を使ってるんでしょうか？

　もし、そうならそれこそ「冗談じゃない！」と言いたいです。

　問題なのは首相夫人という立場の延長線上に、今回の問題があるということです。

　こうした事実や経緯があるからこそ、官僚に無言のプレッシャーを与え、たとえ「政治家の関与」がなくても、籠池理事長が財務省の高官に面接する機会が生まれたのではないかと勘繰ってしまいます。

　自民党の石破さんも、この状況に「自ら調査すべき」と政府に苦言を呈しています。

　石破さんとしては、総裁任期の延長を画策している安倍さんに対して、それを阻止するためのいいチャンスだと思っていることは間違いありません。

　首相周辺での不祥事が発覚すれば、自分が総裁になる芽が増すんですから…。

　兎にも角にも、この問題には不思議な点がたくさんあるので国会で関係者の「証人喚問」を徹底して行い、しっかりと事実関係を明らかにして欲しいです。

　それから、石原慎太郎元東京都知事が「豊洲問題」で記者会見をしましたが、「責任は俺だけにあるんじゃなくて、都行政や都議会にもある」と言い張り「豊洲移転を延長した小池知事は間違ってる」と非難しました。

　この人、都知事時代に都庁へ行くのは週に２～３日だったらしいですが、多分自分のやりたいこと以外はほとんど興味がなくて「メクラ判」を押してたんじゃないでしょうか？

　だとしたら威勢のいい意地を張ってないで、さっさと都民に謝った方が傷口を広げなくていいでしょう。

　プライドの高い人だから、そんな無様なことできないとは思いますが…。