隣県対決、グラ引き分け

　負けるかとドキドキ…。

　Ｊ２の「名古屋グランパス」ＶＳ「ＦＣ岐阜」の隣県対決です。

　グランのホーム豊田スタジアムが、２万人を越えるサポーターで埋め尽くされた一戦でした。

　Ｊ２のゲームなのに、東海地方ではＮＨＫ総合で放映されるという異例の扱い…。

　前節で２-０と岡山を下して好スタートを切ったグランでしたが、隣県のＦＣ岐阜がひと泡吹かせてやろうと頑張った好ゲームになりました。

　仕事を終えたじいちゃんが２階の部屋に戻ろうと階段を上がっていると、kenの部屋から「ギャアギャア」騒ぐ声が聞こえ、「何見てるの？」と部屋を除くと「名古屋対岐阜の試合、名古屋が負けそう」と悲痛な叫び…。

　じいちゃんも、早速自室のＴＶをつけて観戦を始めました。

　kenの言う通りＦＣ岐阜は早い段階でグランのボールを奪い、攻め込んできます。

　グランの選手がボールをとっても３人がかりぐらいで潰しに来て、あっという間に奪い去ってしまいます。

　まるで、日本代表とドイツ代表のような感じです。

　つまり、現時点のグランとＦＣ岐阜の戦力には、それほどの差が垣間見えたということです。

　後半は、建て直して疲れの見え始めたＦＣ岐阜を攻め立てていたグランですが、一瞬の隙をつかれて逆襲で先制点を挙げられてしまい、このまま終わってしまうのかと思われた終了間際にＣＫから内田がヘッドで決めて、何とか引き分けに持ち込みました。

　グランは、勝点を４に伸ばして、湘南ベルマーレに続くリーグ２位です。

　岐阜ＦＣに比べ、動きが鈍く今後のゲーム展開が心配です。

　風間監督が目指す「パスサッカー」も中々うまくできていません。

　それより何より選手たちが「走ってない」！

　もっと動きながらパスを出さないと相手にアッという間に詰められて、ボールを奪われてしまいます。

　昨日のゲームでは、この状況が何度も何度も繰り返されました。

　ボールの近くにいる選手も、逆サイドにいる選手も全体がバランスよく「上がり、下がり」して小さなパスと大きなパスを繰り返して攻守しなければ見てても面白くありません。

　新加入の外国人選手も登場しましたが、身体的には見る所がありますが、スピードという点では？です。

　早く日本のサッカースタイルを覚えてくれないと、大枚ハタいて外国から連れてきた選手も「宝の持ち腐れ」になってしまいます。

　グランも、これからが正念場…。

　Ｊ１に１年で復帰できるように、頑張ってもらわんと困ります。