北朝鮮に圧力の強化を…

　安倍首相は、国連の演説で「北朝鮮との対話の試みがことごとく失敗に終わった歴史に触れ、圧力の必要性」を訴えました（ネットニュースより）。

　日米韓だけで北朝鮮に対抗するのではなく、国際社会を巻き込んで「圧力」を加えて行くしかないということです。

　トランプさんの演説に呼応するように発言する安倍さん…。

　確かに、これまで北朝鮮は様々な会議で「核開発をやめるなら援助する」という条件を飲んで「援助」を受け、一段落するとまたまた核開発やミサイル開発をするという手段を取ってきました。

　日米韓、そして中国も、これまで北朝鮮の態度に振り回されてきましたが、彼らとしては自国民を生かして行くため、体制維持のためには仕方のない方法だったのでしょう。

　「これまでの対話がことごとく失敗したので、今は圧力しかない」というのも大人げないんじゃないかなぁ～。

　日米韓の結束は強そうに見えますが、韓国は北朝鮮に８００万ドル（約８億９千万円）相当の人道支援の実施を決めました。

　「政治状況と人道支援は別」と言ってますが、北寄りの文大統領はある意味抜け駆けのような対応を取っています。

　この韓国の支援についてトランプさんや安倍さんは、どう思っているんでしょうか？
　
　「圧力、圧力」と叫んでいる日米に対して、国際社会から「反対」の声も出始めています。

　安倍さんが国内世論でも大きな批判を浴びているトランプさんベッタリの姿勢を崩さないので、それを見かねたフランスのマカロンさんらが「対話の道を探るべき」と言ってます。

　国連でのトランプさんの演説に、金委員長は「歴代最も暴悪な宣戦布告だ」と非難し「史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に考慮する」（ネットニュースより）と表明しています。

　まさに、売り言葉に買い言葉状態…。

　金さんの「慎重に考慮する」という言葉の裏には何があるんでしょうか。

　こんなアホなやり取りばかり続いては、極東の平和はいつになっても訪れることはないでしょう。