２月なのに台風？？

　地球温暖化の影響なのか２月だというのに、太平洋上で発生した台風２号が９１５ｈｐａという巨大なものに成長してフィリピンの東海上をウロチョロしています。

　この影響で日本列島は、木曜日あたりに豪雨になるという予報が出ています。

　南から暖かく湿った空気が流れ込んでくるためですね。

　気象庁は、長期予報で昨年と同じように豪雨に見舞われる地域があるかもしれないと警告を発しています。

　これらの現象は、すべて地球温暖化の影響なのでしょうか。

　人間の営みが地球温暖化の原因なのか、それとも大きな宇宙の少しの変化なのか、よく分りませんが、分っているのは地球温暖化を理由にして、その対策に関連する莫大な市場で儲けようとしている人たちがたくさんいることです。

　そんな人たちに騙されているとも知らず多くの正直者たちが存在していて、知らず知らずのうちに守銭奴たちの味方になっているということです。

　人間が化石燃料を燃やし続けて、地球の温度が上昇してきたというのは本当のことでしょうし、エネルギー転換を考える時期に来ていることも間違いありません。

　しかし、これまで作り上げてきた発電設備をすぐに廃棄することも難しい…。

　原発のように、人間ばかりでなく地球上の生命を脅かすものは、すぐにでも捨てて欲しいですが、自然エネルギーへの転換もそう簡単にはできませんから、ある程度は化石燃料と自然エネルギーを併用するしかないでしょう。

　日本の場合、化石燃料に頼らずとも政府主導で推進すれば、クリーンで効率よくエネルギーを確保できる材料が揃っています。

　昔からある水力や山林の木端材木を利用したり、風力や太陽光、話題になってるバイオマス、さらには日本近海に豊富に埋蔵されているメタンハイドレート、地熱、波力などなどです。

　これらをミックスエネルギーとして考えると、日本はエネルギー大国になってもおかしくないんですね。

　いつまでもカネのかかる原子力なんて早く諦めて、未来の人々に有用なエネルギー開発をすることが政府の役割のはずなのに、今だけを必死に乗り切ろうとしているからバカな決断しかできません。

　これは外交にしても、安全保障にしても、経済にしても、社会保障にしても、みな同じです。

　人間は、ただただ今を生きることも大切ですが、未来に希望がなければ躍進はないのです。

　１００年後の人たちが豊かに暮らせる日本を見据えて将来設計をしなけりゃ～。

　それを託されているのが現政権のはずなのに、完全にそれを忘れてしまってるんだから始末に負えません。

　自分の政権さえ保たれれば、それで良しとしているのなら、日本国民にとって不幸なことです。

　来年の希望は見えていても（東京五輪のことだけど、将来に莫大な借金を残すかもしれない）、１００年先に幸福な日本があるのかを考えるのが政治家の責任だと思います。