輸出規制に韓国が対日批判外交戦

　日本の輸出規制に対して、韓国政府は世界各国に対日批判キャンペーンという外交戦略で対抗する姿勢を見せ始めました。

　日本政府は、今回の規制措置が軍事転用可能な品目の管理を徹底するための「日本国内の運用の見直し」との立場と説明していますが、韓国政府は徴用工問題の報復で「韓国企業に被害を与えるだけでなく、グローバルな供給体制を混乱させ、米企業はもちろん、世界の貿易秩序にも否定的な影響を及ぼし得る」（一部ネットニュースより）と主張しています。

　まったく、自分に都合が悪くなると世界各国に助けを求めるというやり方で、慰安婦問題の対日批判キャンペーンを思い出します。

　これに対して日本政府は、どのような手を打つのでしょうかね。

　韓国の半導体がないと米国をはじめ各国の企業は困ってしまうのは事実ですから、慰安婦問題と同じような世界中から日本が批難されるという結果になるのでは…。

　安倍さんも参院選で勝てば、さっさと輸出規制を緩和するんじゃないでしょうかね。

　もしそうなったら、ガッカリで日本の外交政策は相変わらず最低だと思わずにはいられなくなってしまいます。

　以前の日本は半導体製造でも世界有数の国でしたが、大企業の守銭奴たちが政府の力を借りて、どんどん海外生産に転じて、現在のような脆弱な企業体質を作り上げてしまいました。

　おかげで、日本の若者たちは将来の生活が不安で結婚や子作りに消極的になり、少子高齢化という世の中になっています。

　こんな国に誰がしたんだよ！

　安倍首相は、アベノミクスは成功して雇用も安定していると言っていますが、賃金が減ってちゃ～食って行くのも大変です。

　そんな大企業の社内留保ばかりが増えて行くばかりの政策を続けて、将来の大半の日本国民は幸福な人生を送れるのでしょうか？

　人生１００年とか言ってますが、そこまで生きるには年金の他に夫婦で２０００万円必要だと言われても、貯金なんてできない若者がほとんど…。

　今は高齢者がある程度おカネを持っていますから、過剰な医療で生きながらえていますが、もしかしたら今の若者たちは７０歳まで元気に働いて、退職後に貯金がないから病気になっても病院に行けず、十分な医療が受けられなくて、７２～３歳で死んじゃうかもしれません。

　国にとっては、年金を払わなくてもいいので万歳ですがね。

　安倍政権の狙いは、そこにあるのかもしれないと思ってしまいそうな昨今です。