フランス×ポーランドを観て

未明に始まったカタールW杯決勝トーナメントの1回戦、フランス×ポーランドの試合は、3-1でフランスが勝ちました。
もの凄くレベルの高いゲームで、世界のサッカーはこんなにも進化してるのかという一言に尽きます。

予選では、よく見られたBKでパス回しをする光景が、ほとんどなくて、1～2回パスしたら、前線へのロングパスで攻め上がるという目まぐるしいパスワークが続き、ゴールに迫ります。

前線の選手が映像では映っていませんから分かりませんが、BKがパスを回す間に、MFやFWが相手の守備の薄い場所に走り込み、それを見逃さずにロングパスを出しているんでしょう。

それもスゴく速いパスで、受ける方もよくコントロールができるなぁ～という感じです。

もし、日本がフランスやポーランドと戦ったら何点取られるんだろう。

予選リーグのイングランド戦を観ましたが、あんなにすごい展開はあまりなかったように記憶しています。

やっぱり、負けたら終わりという戦いでギアを入れ直したんでしょうね。

今夜0時に行われるクロアチアと日本のゲームはどうなるのか？

前にクロアチアのモドリッチが歳くって切れ味が衰えたなんて書きましたが、予選リーグなんて通過して当たり前のチームですから、ある意味手を抜いていたのかもしれません。

予選リーグのクロアチアの戦いを分析しただけでは、一方的にやられてしまうのかもね。

もしかしたらドイツやスペインも、予選リーグで日本になんかに手の内を見せなくても勝てると考えていたのでは…。

ドイツなんて手を抜きすぎて、日本に負けるという結果になってしまったのではないでしょうか？

スペインも同様に、もしかしたら…。

それにしてもフランスのエムバペの2本のシュートは凄かった。
昔のストライカーのシュートが「大砲」なら彼のシュートは「ミサイル」で、足を振り抜いた瞬間にすごいスピードの重いボールがゴールネットに突き刺さっているという感じでした。

ア～、恐ろしい！

あんな規格外の選手が世界にはいるんだと思うと言葉になりません（以前から素晴らしい選手だと思ってましたが）。
W杯という世界で最高の舞台が、彼らを普段と違う人間に変質させているのではないかと…。

あのスーパープレーには「火事場のバカ力」という諺がピッタリと当て嵌まります。