変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

視点

2007-01-24 04:45:08 | Weblog
視点ということに気がついた。

物を見る視点、感じる視点、そのことに改めて気がついた。

例えば、「千の風になって」についてである。

この歌は、亡くなった人が今生きている人への愛、今生きている人が亡くなった人に思う愛。そして、この世で生きることだけが生きていくことではないということ。
そんなことが、この歌にはこめられている。

でも、私は、そのことばかりではない。

伝えるという思いだ。

この歌を歌っているテノール歌手は、イタリアで4年間、勉強をしたそうだ。イタリアで、歌ったとき、「イタリア人が私の歌で感動したことが、忘れられない」と言った。お腹の底から出てくるその声は、実声となって国境を越えて伝わるのだ。

自分の伝えたい思いは、心の底からわいてこないと伝わらない。
小手先の技術を使って、伝えようとしても、それは、そこまでである。

私は、このところ、文章の書けない自分に悩んでいた。
書いても「まあいいかこのくらいで」とまでしか書けないのである。嘘はないけど、そこそこしか書けないのだ。

ようやっと、気がついた。
視点が違うのである。

自分の伝えたい思いはあるのに、視点が定まっていなかったのだ。
そのことに、ようやく気がついた。

視点の定まっていない自分に気がつかず、小手先の技術に頼ってしまっている。

そのことに、気がついた私は、もっともっと自分の感性を磨き、研ぎ澄まして、文章にしていきたいと思う。