○改造内閣

時間がないといいながら、やっとの思いで改造内閣が発足した。

衆議院議員の投票があった際、中継を見ていた。
どこかしぼむような雰囲気は、否めなかった。
これからの日本、本当に期待できるのだろうか。
内部で権力争いの動きをしていては、心配になる。

地元の衆議院議員達は、誰に投票するのか、ずっと気になっていた。
そのことが、ずっと気になっていた。
そんな思いが、
思いもかけない出会いを迎えることになった。

亡くなった父の法事があった。
久しぶりに親戚のおじおばが集まった。

ある日本料理店で、食事をしていた。ちょうど、昼時のピークが過ぎた時間だった。
お手洗いにたった娘が帰ってくるなり、
「なんか今テレビで見かけてた□さんによく似た人に会った」
「え！それって、衆議院議員の□さんじゃない！」

私の好奇心は、煽られた。
すぐ、お手洗いに向かった。
ちょうど個室から出てきたところだった。その姿は、間違いない。

「あの、、□さんですね」
「はいそうです」
私より頭ひとつおおきい。
「あの、、どちらに投票されるのですか？」
「はい、私は、はじめから○さんにいれるつもりでいました」
「あよかった」
「これも何かのご縁ですから、握手をお願いします」
と私に、握手を求めてきた。
私は席に戻り、そのことをそこにいた親戚に伝えると、話が盛り上がった。

会計をして、私達が店を出るときには、その議員さんも出てこられて、親戚のみんなも握手をしてもらったそうで、喜んでいた。

気になる人には、こうして、思い続けていると、どこかで会うことができる。
思いは、かなうというところだろう。

これから、どうなるのか日本、もっとよくなれと思い続け、願い続けたい。