大澤朝子の社労士事務所便り

山登りと江戸芸能を愛する女性社労士が、
労使トラブル、人事・労務問題の現場を本音で語ります。

◆4月、大宮職安の殺到が来る・・・

2013年03月31日 23時58分03秒 | 雇用保険
社会保険労務士の大澤朝子です。

毎年、新入社員、年度末退社の人の手続が多い4月は、
各地の職安はどこも大変な混雑になる。

弊事務所から車で20分ほどにある大宮職安は、埼玉県内でも
その混雑度はトップクラス。
上場企業の本社機能がここ大宮管内に集中し、事業所の数が
県庁所在地たる浦和職安を大きく上回っているためだ。

4月はゴールデンウィーク頃まで2時間、3時間待ちもザラ、
という混雑状況になり、社労士事務所の業務にも支障を
きたすことにもなる。

ある年の4月1日。朝8時30分オープンの大宮職安に、
8時50分頃着いたら、もう十何番目であった。
先に来ていた同業者に聞くと、「8時30分前から玄関で並んで
いた」と聞かされ、「甘かった」と後悔したことしきり。

それでも、入社時の資格取得は、本人の履歴書を見せて、
前の会社での雇用保険番号が、その前の会社の雇用保険番号
とちゃんとつながっているかどうかなど、しっかり見てもらう
ため、弊事務所は、本人の書類を必ず一式持参する。
(注:社労士事務所の顧客は中小企業が多いから、
中途採用、転職組の入社手続きが多い。)
本当は、社労士事務所は、労働者名簿など添付書類は省略され
ているのだが、それは絶対しない。

確率の問題だが、雇用保険番号がつながっていない人の割合は
結構多い。番号がつながっていないと、本人の不利になることも
あるので、弊事務所は、必ず、職安職員に確認してもらい、
番号が2つも3つも持っているような人は、一つに統合して
もらうので、どうしても窓口まで持参することになる。
電子申請でやればいいのに、という意見の人もあろうが、
仕事に一寸のミスも許されないお客様商売。
そんな「手抜き」は一切しない、事務所方針だ。

話しが横道に逸れたが、そんなこんなで、4月は恐ろしいほど
業務多忙になる。
やっと息つくことができるのが、丁度ゴールデンウィーク頃なので、
ここでしっかり息を抜いておく。そうしないと、6月、7月と続く、
更なる業務多忙の山場を乗り切れない、と、そんなことを
「口実」に、5月連休はちょっと小旅行にでも…となってしまう。

さあ、4月1日。
あれもこれもやるべき仕事はたくさんあるが、新しい人生の
出発をする若い人達もいることだし、その門出を汚さないよう、
しっかりと社労士事務所の本分をまっとうしたい。

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