健康100話（859）：動植物を簡単に殺してしまう人たち

最近、私の周囲で動植物を簡単に殺してしまう人の存在を感じます。
私の住むマンションはオーナーが変わったのですが、変わったとたんに敷地内の植木を９割伐採しました。
住民に何の相談も無しに…。

画像は伐採前日のものですが、つぼみも沢山あってまさにこれからという時に伐採されたので、植えられていた場所から花の「なぜ人間は私を切ってしまったのか？」と、聞こえたような気がしましてね。

テレビでも「危険生物」「害獣」「危険外来種」などの言葉を使い、「駆除」という正義を看板にする番組が人気のようですが、生き物に罪はありません。
人間が自分の欲望を満たすために起こった悲劇。

なぜこんなに、命を軽く考えることが日常になったのか？。
ここ数日このことばかり考えています。

人間が自分勝手に作った「反自然的ルール」が常識になり、その常識から外れる行為をすると、「正義」を盾に攻撃する人もいます。
今回の武漢コロナウイルスでも「自粛警察」の言われる人たちは、人間の作った不自然な常識から外れたことをしている人を見つけると、攻撃して自分を満足させます。

なぜ、こんなに自然から反することを好むのか？。
どうして命を軽く考えるのか？。

その背景には、物質的生活の限界があるように思えるのです。
何でも欲しい物が手に入る生活が続き、「使い捨て」が当たり前になった現代生活。
すると、命まで使い捨てにし始めたのが今なのかな？。

一度「死」というものをじっくりと考えてみる経験が必要なのかもしれません。
「死」というものをキチンと考える時間を持ち、死の先にある世界を考えて見ると解ることがあるのです。
死の先の世界を理解していくと（私もまだまだ表層意識レベルでの理解ですから偉そうなことは言える立場ではありませんけど…）、命を軽視する意識が集まると自然災害が多発します…。

新型コロナウイルスなど「病」や、多発する自然災害の意味を考えてもらいたい！。
それは全て、この「命を軽視する」意識がひきおこしているように思うのです。

自然の中に入り、体操や瞑想、呼吸法などで自分の内部意識を高めることがとても大切な「時」を迎えています。
人間に病気が脅威になったということは、内部意識を高めなさいという身体からのメッセージ。

意識を自分の外部ばかりに向け、物と情報洪水に埋もれていると、自分以外の動植物のことなど考えもしないでしょう。

自然は人間の意識が変わることを望んでいます。
今変わらないと、人間にとっての悲劇はさらに大きくなり多発します。

毎日、人間の非道なおこないによって失われている命や、傷ついている動植物のことを考えてみてください。
必ず、自分にプラスになる時間となります。

そしてできる「使い捨て」を止め、できる限り自然に即す生き方を実践する人間界に意識を変えていくことが、今求められています。

動植物の命を軽くみる意識のままだと、人間への脅威はさらに大きくなるでしょう。


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