毎日、高齢者の方の健康相談を受け、施術させてもらっていると、高齢者の体の悩みは筋力、腱、管の伸縮力の低下と関節の可動域が狭くなる事が原因で起こる症状で悩んでいる事に気がつきます。
これらの症状は、薬で和らげる事は可能ですが、治す事は不可能なのです。
今の高齢者は、30代や40代よりも食生活は「和食」が中心の世代。
また、便利な物も少なかったので移動も徒歩が多かった世代です。
その世代が、これらの老化現象で苦しむのですから、歩かないで飽食を満喫していると、将来大変な事になると想像がつきます。
これらの老化現象は、若い時から体を整備する習慣を持つ事が大切です。
運動の中でもヨガやストレッチ系の体操は、呼吸、意識、刺激が三味一体となるもので、体の内外の変化に気づきやすい感性を育てます。
私はこの感性を「体の感受性」と呼んでいます。
音楽やリズムを使った運動では、意識が「動き」や「音楽」に行ってしまう為、「体の感受性」は育ちません!。
自分の中に集中し、ある意味「禅」や「瞑想」と言った要素も含んだ動きでなければ育たない能力なのです。(動禅)
刺激している部分に集中する事で、その部分が要求している事が理解できるようになります!。
生活の中にある「原因」に気付き、反省する気持ちが生まれます。
この2つを大切な事を、私はボディリフォームストレッチのレッスンや機関紙「元気な体」で伝えています。
よく高齢者の方が、「もっと早く知っていればこんなに苦しまなくて済んだのに...」と言われます!。
お医者さんでは治す事が不可能な老化現象!。
これは、体の持ち主が早く気付くしか方法がありません。
日本中が、この事実に気付かないと大変な事になってしまいます。
なぜなら、医療費の増大が破綻のデッドラインを超えてしまっているから!。
日本で、年間使われる医療費の70%は不定愁訴で使われます。
この不定愁訴こそ、「体の感受性」の低下が原因。
体の点検、整備不足が原因なのです。
自然災害、放射能、外交、政治、経済etc.
抜本的に待ったなしの問題が山済みの日本ですが、健康問題は個人の意識の集大成で結果が現れます!。
少しでも早いうちから、体と生活の点検、整備する習慣を取り入れてみて下さい!。
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