もったいない花火

今日は雨も本降りになった。
住む町の夏祭りがあった訳だが、雨で中止もせずやったらしい。
車で15分走れば通り抜けてしまうような小さな自治体であるが、何年か前から花火付きの祭をやるようになった。
住む地域の盆踊りは別にあるが、町起こしのつもりなのかもしれない。

子どもが友達と連れ立って、屋台巡りに出かけた。
うちの子は、ずっと母とでないと人ごみに出かけられなかったから、成長したもんだと思う。

夕方、『もう帰るから』と電話がかかり、迎えに行く。
シャトルバスがタダで出てんだから、それを使えばいいものを‥。
そこが、成長までもう一歩ってとこかしらね

友達の子が『今年は花火がないらしい』と言う。
こんな雨じゃ、やってももったいないから、逆に良かったと思った。
ところが帰宅して、食事を始めたら『ズズッズズッ』と、鳴り損ないの雷のような音がする。
結構などしゃ降りになってるのに、花火があったらしい。
二階に行って見ようとしたら、前にできた新築の家のせいで、視界は完全に塞がれていた。
二階から３箇所くらい花火が見えたのに、台無しな隣家

結局、いつもどおり１時間で花火の音は止んだ。
現地では、きれいに見えたならいいが、もったいない話である。