日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

何十年の彼方に。

2012-09-30 17:04:16 | 日記
まだ、調理の手順なんて知らなかった。


けれども、小学生にしては母にまとわりついて、家事のあれこれに疑問をぶつけていたのだと、今 思う。

さつまいもを蒸かしていた母が、竹串をさつまいもに刺してみていた。
もちろん、蒸かし加減を確認していたのだ。

もう少し。


少しして、もう一度竹串を刺す。同じ場所に刺す。
子どもとしての感想は、『どうして違う場所に刺さないの?』である。

母が言うには、『穴がたくさんあると、食べる人が気分が悪い』とか何とか。

子どもには理解できず、記憶だけが密かに残っていた。


自分がさつまいもを蒸かしていたら、同じ穴に刺してみたら、さっきの手応えより できあがりが近いのが判るのであった


懐かしい記憶。



そして、何事かを理解できた子ども。
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