日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

本能的に、か?

2020-01-03 00:13:11 | 日記
地元の神社に初詣に出かけた。
山肌に沿って築かれた階段が100余段続くような神社であるが人っ子一人見かけない場所である。
山肌の急な階段に沿わなくとも緩く坂も造られておりそちらを通ればいいのだが、どうも崩落しそうな急な石段を登りたくなる。
途中、石が浮きそのまま崩れそうな段もある。
街なかなら立ち入り禁止になりそうだが、テープが張られるでもなくそのまま登れるようになっているところが田舎らしい。

途中、崩落もせず上まで上がり、お詣りをした。神社で不謹慎にも他人の不幸を祈ろうと思ってやって来たが、本能的に想いが封印されたようだ。他人への憎悪を罰当たりに祈るより、親族の安寧を祈る保身に走ったようで、怨みについてはチラと脳裏を掠めたイメージだけでどうしても具体的に出てこなかった。残念。

罰当たりだが、ひとしきり気が済むまでは私の生きるテーマは憎悪である。
よく、他人を怨むと自分に還るというが、還る前にこちらは提供したものが大きいのだ。
還るどころか怨むことくらいでは済まない状況なんだと死神も解るはずだろう。
暫くは怨み続けないとこなれない。
近寄ると逆怨みもあり得る。

怨むことで自分は死んでも構わない。怨みは気が済むまでは続くことだ。
これは湧く感情だからどうしようもない。紙に『死ね』と山ほど書き続ける人の気持ちがよく解るようになった。相手に思い知らせてやりたいと思うのだ。
自分がそんな感情がこれ程理解できる状況になるとは思わなかった。

とりあえず神に祈っては迷惑なようだ。自分で自分の気が済むまで続けるしかないようだから思考が止められたんだろう。
いつまでも煩わされ鬱陶しいし、なぜ自分の時間が更にそれで割かれるか解らないが、離れない感情はどうしようもない。それほどのこっちのダメージは無視してはいけないことだ。そんなにバカではない。

今年も録な年にならないな。面倒なことだ。