日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

読書記録📖

2022-01-10 17:41:21 | 
〈妖怪〉時代小説傑作選『あやかし』 細谷正充 編 2022.1.6頃 読了

畠中恵『四布の布団』
木内昇『こおろぎ橋』(こおろぎは、本来漢字だが、変換で出ない文字)
霜島ケイ『あやかし同心』
小松エメル『うわんと鳴く声』
折口真喜子『夜の鶴』
宮部みゆき『逃げ水』

以上の6作。どれも読みごたえがあった。
最後の宮部さんのは、この分厚い本の3分の1を占めるのだから結構な大作だろう。
『あやかし同心』は、そう来るか...と唸ってしまう一作(笑)
『夜の鶴』は切ない...。

全体的に短編んとは言えない奥深さがあった。


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読書記録📖

2022-01-10 16:53:29 | 
『短編復活』 集英社文庫編集部編 2022.1.8 読了

この短編小説は、16人の作家の作品が入っている。作品名を書いていると大変なので作家だけ紹介しよう。
赤川次郎、浅田次郎、綾辻行人、伊集院静、北方謙三、椎名誠、篠田節子、志水辰夫、清水義範、高橋克彦、坂東眞砂子、東野圭吾、宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵。

ざっと読んで、全体の印象的に没頭できる雰囲気ではなかった。
私は単純にヒューマンストーリー的なものが好きなのかもしれない。

浅田次郎『角筈にて』は涙を誘う。身勝手な父親に腹立たしさも感じる。遠縁の親戚の人の良さはなんだろう。
綾辻行人『特別料理』は気味が悪い(;´∀`) おちはそこしか無いよなあ...って感じ。
北方謙三『岩』 なるほど、仕事で来てた男だったか。
篠田節子『38階の黄泉の国』 死ぬ間際、私は何を思い出すかなあ。確かに時が止まった狭間に長く続くと都合の悪い場面ができたら困るかもしれないね。
志水辰夫『プレーオフ』意外なるハッピーエンド。人生、こうやって悩むものかもしれない。
清水義範『苦労判官大変記』歴史上の人物の捉え方的なものかな。チンギス・ハンには繋がらないのね。
坂東眞砂子『盛夏の毒』悪い女は居たもんだ...それをそこまで愛するか?という壮絶ストーリー。

とまあ、こんな感想だけど、これでは読もうという気にはなりませんよね...
分厚い本は、入り込んで読むことができないのと、著名な作家さんも作風がぼやけてしまうとこが欠点かなあ。


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