
当地の稲作圃場は、鈴鹿サーキットの1コーナー、内外それぞれに配置された貯水池から水を引いている。今日は、水利組合役員による排水パイプの点検日。

1コーナー外側にある大谷池。昔ながらのため池で、フェンスもなく、昨今ではその危険性が問題視されている。早々に対応が必要。

1コーナー内側にある調整池。1コーナーのスタンドを挟んで、大谷池の正面にある。

今日は、鈴鹿クラブマンレースの初戦ということで、ある程度チューニングされた4輪が、ド太いエキゾーストノートを響かせながら1コーナーをターンしていく。

ただでさえ耳の遠いお歴々なのにマシンの爆音がさらに会話をできなくしている( ゚Д゚) クラブマンレースというのは、昔のシルバーカップらしい。4輪の登竜門カテゴリーに分類され、過去には、日本人初F1レーサー中嶋悟や富士で逝った高橋徹等がデビューした由緒あるシリーズの一つである。

調整池の西側、S字の内側にある中池。奥にある建屋がパドック棟、更にその奥がメインストレートを挟んで、メインスタンド。昔はさらにこの西側に山田池という当地最大で、何代も前の先祖が手掘りしたため池があったが、鈴鹿にF1が戻ってきた際に、レース運営上の問題から埋められてしまった。もちろん、稲作従事者了解のもとにである。

現存する3つの池の水が約50町歩の稲作を担う。過去に1度もないが、万が一、すべての水が枯れた場合は、別に鈴鹿サーキットが山田池を埋めた際に設置した数本の大規模井戸から大量の水を汲み上げ、圃場全体に供給することになっている。鈴鹿サーキットにはボーリング場もボウリング場もあるわけである。