多気町・ヴィソン、来てみた。
終業後出かけてきたので、お土産店系のところは既に閉まりかけ。
今宵の目的は、三重大学とロート製薬が共同開発したという薬草入浴施設。本草湯。「ほんぞうゆ」と読むらしい。
大人800円。温泉でもないのに、言ってみれば銭湯なのに、ウチの近所の温泉健康ランドよりも、おなじみ飯高の湯よりも値が張るのは、吉か凶か。
駅の改札機のような狭いゲートをくぐり抜けた途端、広く高い空間が現れる。エントランス?待合スペース?みたいなところ。見回すと、男湯と女湯の小さい入口が壁の一部に空いている。
1時間後に再会を誓って、いざ入場。入湯。
平日、夕方、男風呂の3好条件が揃った結果、ほぼ貸切り。先客は1人のみ。混雑時には、完全に密は避けられないロッカールーム。コロナ前の設計なのでという言い訳は通用せんよねぇ。空いてるときにしか来ないから大きな問題ではないが・・・
片側30人ほどが一斉にカラダを洗える洗い場。ホントにこんなに客が来ると考えたんだろうか。それとも見栄か、三重だけに。
浴槽は、縦3m、横20m、深さ0.7mほどのものが、外と内に1つづつ。それぞれに薬草の詰まった分厚い生地で出来た袋が数個ずつ浮かんでいる。袋のタグには、「鵙高音」(もずがたかいこえでなく)と刻印されている。ウコン系の薬草が入っているようだ。適度にウコンが匂う。
外の露天は、浴槽を完全に覆うサイズの庇が2.5mほど上空に張り出し、その向こうには、同じ水面の四角い池が繋がる。照明は庇の両端に作りつけられたダウンライトが1つだけ。夜空を眺めるのに一切邪魔しない。浴槽の縁に後頭部を載せて仰向けになると、カシオペア?が真上に見える。どっちに向いているのか。西か東か北か南か、判断できる知識は持ち合わせていないし、知る必要も、知りたい欲望もないな。とにかく薬草風呂にどっぷりと浸かる。
気になる点。露天でどっぷりやっていると、隣接のレストランから香しいかほりが漂って来、引続きどっぷりしたい気持ちを中座させる。晩飯まだの人間には、修行の体をなす。
あと20分足を延ばせば、飯高の湯。200円節約のために、20分走ることにしよう。ココは年1くらいで来てもエエかな。このお風呂を含めエリア全体にどこに何がある的案内板が少なすぎ、未舗装ヶ所が多すぎ、照明無さすぎ、お土産物屋早く閉まりすぎ。
我々鈴鹿市民が鈴鹿サーキットを町の誇りにしているように、勢和多気のランドマークになれるよう頑張ってください。地元の住民を大切に。
今度は平日の昼間、お土産買いに行ってみよう(*^^)v