ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

川井の方へ

2022-05-06 22:03:39 | 温泉

朝ゴミを出すために外の階段を下りたら、足下になんかの小動物の死骸がある。モグラかな? と、よく見るとネズミのようである。なんでネズミの死骸がこんなところに! ここでのたれ死んだというより、何者かがここに運んで、置いていった風情である。一体誰が? このような置かれ方はネコが獲物を捕ってきたときに見せに来るような感じである。猫の恩返しか? いやいや、近所のネコに恩返しをしてもらうほどのことは何もしていない。それとも、うちの飼い猫「サチ」への贈り物か?

ネコの必須栄養素を解析していくと、それは見事にネズミの組成と一致するという。なのでネコの最良の餌はネズミらしい。

多分ちょっと大きめのアカネズミ。

謎は深まるばかりだが、ゴミ捨てついでに袋に放り込み、そのままゴミステーションへ。

最近は目覚めるのも早く、掃除だの洗濯だのも済ませてしまったので、ふと思いついて川井方面へ行ってみることにする。その前に、ナレーションのお仕事があったので、それを済ませて出発は11時頃。

「里の駅おぐに」は、閉校した小国小学校跡地に整備された、売店と食堂、観光情報ステーションを兼ねた施設だ。106号線は、途中に自動車専用部分が入り込んでいて、まあそのおかげで宮古までは近くなったのだが、途中に立ち寄る場所は、道の駅やまびこ館くらいである。

里の駅おぐには、側道をさらにかなり奥に入り込んでいくため、ちょっと立ち寄るというよりは、そこを目的に行かないと、ちょっと行かないようなところであろう。そんなわけで、そこを目的に行ってみようと思った次第。

この他、宮古に行く途中に必ず目に入り、興味深いが、これもなかなか立ち寄れない「横沢温泉 静峰苑」にも行ってみようと考えた。ここの温泉は、源泉は冷泉で沸かしているのだが、成分的にはちゃんと温泉である。

昼を里の駅おぐにで食べることにして、106号を東へ。

途中、完成なった「梁川ダム」の看板が目に入る。お? そういやまだ来ていない。帰りにちょいと見てこよう。ここは工事前、猛禽類調査などで水没前の集落を歩いたりしていたところ。クマを飼っていた沢口さん家はすでにダム湖の下だろうか?

手打ちそばの天盛りを食す。そばは歯ごたえ抜群で、ちょっと少ないかなと思ったけれど、満足感は高い。

どこかでちょいと昼寝してから横沢温泉を目指そうと思って立て看板の地図を見ると「タイマグラキャンプ場」の文字。ここも話題にはよく上るがなかなか足を踏み入れない場所である。ルートを見ると、キャンプ場を経由して横沢温泉に抜ける道がある。

それならばと、タイマグラを目指す。所々でしかすれ違えない川沿いの細い道を奥へ奥へと車を走らせる。途中、何台かの車とすれ違う。案外往来があるようだ。同じ場所で2回、バックで道を譲る。帰りは同じ場所で、今度は譲ってもらった。

キャンプ場まで行くと、結構テントが張ってある。携帯の電波も入らない奥地である。1980年代に初めて電気が通ったという秘境がこのあたりである。デジタルデトックスをするために来てもいい場所である。とりあえず駐車場で昼寝。

横沢温泉に抜ける道は20日まで通行止めであった。というわけで、同じ道を戻って、同じ場所で道を譲られた。

静峰苑は、早池峰登山の基地になったりする一軒宿。風呂はわりとこぢんまりした内湯のみだが、かなり暖まる。今日は今年一番くらいに暑かったというのに、温泉でも温まりまくる。風呂上がり、休憩室の畳に寝転んでくつろいでいると、電話が鳴った。何となく聞こえてきたのは、今日泊まれるか? という問い合わせのようで、それに対する答えは、今日は満室とのことだった。おお、満室! オレが風呂に入ってる間は人の気配はなかったが、これから宿泊の客は来るのだろう。

帰り際に「ここの水は全部冷泉ですか?」と聞くと「いや、水道水も使ってます、あ、でも、お風呂は全部・・・」

風呂で飲んだ水は冷泉だったようだ。飲めるところだったら温泉は飲んでおきたい。腹具合が良くなるのである。しかし水道水って、ここまで水道は来ていないと思われる。使っているのは恐らく沢水かなぁ。とかなんとか考えながらの帰り道、夕暮れにちょっと早い梁川ダムに寄って写真を撮ったくらいにして帰路。

行ってみたいと思っていながら、なかなか足を運びにくいところを3カ所も制覇できた。これも朝のネズミの功徳であろう。


狐洞温泉のクリおやじ

2022-04-16 19:14:09 | 温泉

週末に帰ってくるカミさんは、昨日オレが弘前から帰ってきたときにはすでに家にいた。

「温泉入ってきた」というと「いいなぁ」というので「それならば」と、近場で、やはりサウナのある温泉で、ここがポイント、週末でも混んでなさそうな温泉を探す。と、何度か行ったことはあるが、サウナの印象はあまりなかった「狐洞温泉」に行き着く。

ここは昔プールもあったのだが、しばらく前からは温泉と食堂くらいの営業。露天はないが、源泉45℃なので、加水も加温もない掛け流しである。というわけで、二日連続の温泉となった。

かなり広い湯船に腰を落ち着け、風に揺れる木々や、立ち上る湯気などぼんやりと見ていたのだが、洗い場に個性的な髪型のおやじがいる。

「ああ、クリおやじみたいな髪型だなぁ」

クリおやじとは、90年代に上田あたりから肴町までをテリトリーとして出没していたおやじで、何かイベントがあるとカメラを携えやってきて、お気に入りの女子の写真を撮るという、今だと問題になりそうなおやじである。移動手段は自転車で、よく筒状のモノを小脇に抱えてあちこちで目撃されていた。そのおやじは、名前の通り、後ろから見るとクリみたいな髪型をしていた。後頭部は耳のラインあたりから下を剃ってあり、頭頂部にかけて髪を残しているのだ。で、まあ、その洗い場の後頭部がクリおやじみたいだったのである。

そういえばオレも話しかけられたことあったなぁ、とか、クリおやじが本屋で立ち読みしていたのを目撃した千春さんは、何読んでんだろう? とこっそりのぞいてみたら「ヘアカタログ」を読んでいた、とか、そんなことを思い出しながら、ぼんやり洗い場のクリおやじ似の後頭部をぼんやり眺めていた。そのおやじは、後頭部から頭頂部にかけて残した髪もだいぶ薄くなっていて、Wとnを組み合わせたような線状に髪が残っていた。

まあ最近は目撃もしなくなっていて、当時でも60過ぎくらいだろうから今なら80にはなっているだろう。・・・わりと見た目近い年齢だ。

するとそのおやじは、後頭部をT字カミソリで剃り始めた。鏡で見ているわけでもないのでフリーハンドである。

その、えーと、Wとnを組み合わせたような線で髪を残すために後頭部を剃っている? もう目は釘付けである。

後頭部を剃り、顔を剃り、あげくなんか下腹部を剃り始めたような動きをしている。ん? 一体どこまでどんな風に剃ってんだ?

湯船でぎりぎりまで暖まってしまった。とりあえず水風呂に移動しながらも年老いたクリおやじ似を横目でチラチラと眺める。水風呂はなかなか冷たくて足がちょっとしびれるくらいである。

で今度はサウナに移動した。さよなら年老いたクリおやじ似よ。多分他人のそら似だろう。

で、サウナに入っていると

・・・入ってきた! その年老いたクリおやじ似が! オレの斜め前あたりにこっちを向いて座る。何となく彼もオレをチラチラと見ているような気がする、あくまでも気がするだけだが。

だって、当時移動手段が自転車のクリおやじが、滝沢の温泉に来ているはずがない。それに生きているかどうかもわからない。

むう・・・似ているような気がしてきた。

結局、話しかけも話しかけられもしなかったので真相は謎である。しかし別人だとしても、髪型と、行動、雰囲気がクリおやじを彷彿とさせる。久しぶりにネタだな、と思った次第。

 


急遽弘前

2022-04-15 20:00:59 | 温泉

息子のLINEに既読が付かなくなってまる二日。恐らくたいしたことがあったわけではないだろうが、とはいえ連絡がつかないのも困る。うっかり誰かに拾われてそれっきりというのもよろしくない。メールはパソコンでも開けるのだが、そちらも見ている様子がない。

幸い今日は特に用事もないので、ちょいと弘前まで行ってみることにしようか? 何しろ連絡つかないわけだから、アパートにいるかどうかもわからない。どこかでなくしてそのまんまだと困るし、拾って届けられているのなら、もうすでに回収しているような気がする。

というわけで、早朝決心をし、急遽弘前へ向かう。

二十数年前、プロジェクトノーベンバーという、東北の役者を集めた企画で弘前に滞在して以来、弘前劇場に客演してみたりと、何かと微妙に縁がある弘前である。

行ってみると案外近く、城下町の雰囲気もしみじみと良い感じなのである。

小雨のそぼ降る東北道を一路北へ。トンネルをくぐるたびに、徐々に心配になってくる。出かける前はそんなに心配していなかったのだが、もしなんかあって、携帯を探しにも出かけられない状況だったりしたらどうしよう? とか、まあそんなことだ。

早朝に出たので、9時前にアパートまで来た。ピンポーンと、ベルを押すと「はあい」と寝ぼけた声がする。「いた」

先日送った裏フリースの作務衣を着て出てきた息子は寝起きだった。まずは無事でホッとする。「あ、まず無事だったか、良かった」と、声をかけると「あ、ごめん」と謝った。

授業は午後からだそうで、とりあえず携帯を探すことにする。iPhoneはパソコンから探せるというので、IDを入れたりなんだりして、位置情報を見てみると、どうやら大学にあるらしい。

朝飯はまだだというので、「食ってからで良いぞ」と、自炊を促す。冷凍してあったご飯をチンして、作り置きのほうれん草のおひたしに、サラダチキンを豪快に一枚。これもまた先日送ったキムチなんぞも添えてそれなりにバランスの取れた朝食。

このキムチは、最近うちの近所に出来た「李家のキムチ」屋さんで購入したモノ。これが美味い! 

んでまあ位置情報をたよりにスマホの捜索。ほぼ位置情報通りの学部の事務室にあったようで、落とし物入れのケースに付箋でiPhone黒と書いてある。「これだ」と息子。

充電はまだまだ十分に残っているという。位置情報を検索する前に電池なくなっちゃったらどうしようと焦っていたのだが、杞憂だったようだ。とにかく連絡付かないようになるのは困るから、パソコンでメールも見るようにと念押しして、午前中のうちアパートを出た。

このままただ帰るのもつまんないので、どこか温泉によっていこうと考えた。サウナにも入りたいので、そういう温泉を探し、近場のきずなの湯境関温泉へ。

昼前だったので、そこの食堂で何かを食うことにする。メニューを見て、何となく今日の気分というか行動というか、そういうモノを考慮して「親子丼」をチョイス。うん、今日は親子だな。

茶褐色で透明の湯は少しぬめりがあってお肌に良さそうである。浴槽もバラエティーに富んでいてなかなかのものである。

熱めの浴槽、ジャグジー、かなりぬるめの浴槽、露天の岩風呂、露天のぬるい寝湯。サウナは熱めのドライサウナで、水風呂が冷たいのとぬるいのと二種類ある。これもなかなか良い。

温泉から出て何も飲まずに帰るのもアレなので、ノンアルコールビールを一本。そういえば日本酒がなくなっていたので、ハチドリ酒店というのを探してシードルとともに購入。

帰りに寄った道の駅ではかねてより食べてみたかった「大鰐温泉もやし」を購入。

「ゴールデンウィークはどうする?」と聞いたが「特に帰る予定はない」というので、花見がてらまた行こうかなと思ったり。弘前楽しみだな。

 


まんが百花繚乱だったり

2009-07-18 21:06:00 | 温泉
この18,19は、当初の予定では、キャンプを日本海側の海沿いあたりですることになっていた。しかしながら、予報は雨である。しかも、まとまった雨になりそうと来てる。

やっぱりな。

実はこの日程を決めたあと、過去十年くらいの7/18の天候を調べてみた。すると、雨の降らなかった日は、一回くらいしかない。
つまりそのあたりは絶対に雨が降ると言っても過言ではないのだ。

三連休の後半にキャンプを入れると翌日大変そうなので、まあ、前半にと思惑は理解されると思うのだが、そして、主に海開きがこの近辺であるという事情も十分に考慮に入れつつ、とてもいい日程だと思っていたのだが、やはり、梅雨の後半である。

キャンプは天気に恵まれれば、大体どこに行っても大丈夫そうだというのは、わずかな経験の中でも重要な知恵であると思う。

そんなわけで、キャンプは断念。午前中の天気は、なんとか曇りで行きそうだけれども、やはり、前線および、低気圧の暗い陰は、明らかなのであった。

んで、マンガ百花繚乱、石神の丘美術館と萬鉄五郎記念館との2館合同企画に出かける。まずは石神の丘。わりかし久しぶりに寄ったが、ここの食べ物というか昼食というか軽食というか、そういったものの充実ぶりは目を見張る。

ちょっとしたお弁当みたいなのとか、おこわとか、いなりとか、そういうものが、非常に充実している。おまけに、スタンド的なそば屋のなんと美味しいこと。食の匠が手打ちしてやがる。しかもつゆが美味い。

んでまあ、百花繚乱。岩手にちなんだ漫画家がこんなにたくさんいるとは知らなかった。それなりに有名どころとか、知りあい某Mとか、その辺はわかっていたが、こんなにたくさんいたとはねぇ。

まあ、会期も9/6までかな? 長いのでおすすめです。

(小さな文字で、えー、あの、展示のタイトルみたいなの、なん言うの? 展示物の下にタイトルとか作者とかそういうのかいてるヤツ。アレの間違いを発見してしまいました。ちゃんと係の人に言ってあげたけどね、本人とか、出版社の人とか見に来たらまずいよねって感じ)

いや、Kな先生! 賢治啄木ヒーローものすばらしいっす。

で、当初の予定通り、萬記念館にも足を伸ばす。滝沢から高速に乗って800円。(ETC付き)
息子がどうしてもかぶと虫ドームに行きたいというので、二手に分かれる。カミさんと娘は萬記念館へ、俺と息子はかぶと虫ドームへ。

雨が次第に激しくなり、かぶと虫ドームは屋根も網なので、中で傘を差しつつ、かぶと虫を戦わせまくる息子を追いかけて傘をさしかける。「かぶと虫は買わない」と宣言し、遊ばせるだけのつもりで行ったかぶと虫ドーム。しかしながら、雨がどうにも強く、これ以上遊ぶのは大変だと思ったところで、仕方なく、かぶと虫300円で購入することにする。

息子は大喜びだ。

戦わせまくった結果、最強のオスを購入。夜まで終始機嫌がよい。

その後、日高見の霊湯東和温泉に入る。去年、海開き前の根浜海岸に行った帰りに、同じくかぶと虫ドームを経て、入り損ねた温泉である。
男同士女同士で、浴場へ。息子は、そこでもあめんぼを見つけ、かなり長い間あめんぼで遊んでいた。露天風呂のお湯に浮かべてみたり、流してその後の行動を観察したり。
あめんぼって、垂直の壁を登ります。

先週、軽米のかぶと虫王国に連れてったり、その夜ホタル見に連れてったりして、虫三昧だったにもかかわらず、翌週も虫だよ。かぶと虫で遊んで、手が傷だらけになってても、夜に手を洗って始めて傷に気づくよ。

さあ、あしたは真崎海岸うに祭りだ!



安比高原の夏

2008-07-27 11:26:59 | 温泉
午前中、昨日お祭りで一緒だった、Kさんの子どもたちが遊びに来る。

予定としては、明日で終わってしまう、安比の昆虫王国を見に行くことになっているのだが、午前中一杯遊んでしまった。

しかし、おかげで、月曜朝までの原稿を終わらせることが出来た。

午後から出かけるので、近場のイオンの方でやってる昆虫展にしようかとも思ったが、予定通り、安比へ。

プラレール博以来の安比だ。冬に行かないで夏にしか行かない。
以前、盛岡のシティ青山でやっていた、大昆虫帝国みたいなものであろうと予想して出かけた。

まあ、基本的には同じ、標本があって、ちょっと生体があって、いじれるコーナーがある。違っていたのは、今回の展示の半分くらいはファーブルについてのものだったこと。91歳まで長生きしていたとは知らなかった。

しかも、奥さんに先立たれること2度。60くらいで最初の奥さんを亡くし、次に結婚したのが40歳くらい年下だという。しかも、その奥さんにすら先立たれてしまいながら91まで生きながらえるという離れ業をやってのけた。

まあ、なんかやりがいというか、使命のある人ってのは、奥さん死んでも長生きするね。

子どもら二人の反応が真逆で面白い。上の子は、基本的にインドア派で、書斎型。ファーブルの展示を隅から隅まで時間をかけてじっくり読んでいる。
下の子は、展示や標本に目もくれず、一目散にカブトとクワガタをいじれるコーナーに走る。この子はアウトドア派で、現場型。他の子がせいぜい15分くらいでそのコーナーを後にするのに対して、ヤツは1時間ほど、クワガタとかカブトとかを戦わせて遊んでいた。

帰り際ちょっと小腹が空いた。屋台っぽいところがあったので、フランクでもと寄ってみたら、なんと食べ物は5時半からだという。

なんで?

その後、安比の近場の温泉へ。綿帽子温泉は行ったことがあるので、フロンティアの湯か、かみの湯にしようと車を走らせた。

しかしなあ、フロンティアの湯って、どこがどうフロンティアなんだろうなぁ。その名前に恐れをなしたわけでもないが、なんとなくかみの湯へ。

やる気のなさそうな、しかも、人がほとんどいない温泉だった。
でもまあ、温泉は温泉。
ただ、露天に入っていた湯はありゃただの沸かし湯だな。多分。
でまたその浴室が微妙に変。全体はかなり広いのだが、真ん中にわりと小さいジャグジーっぽい浴槽があって、窓際に普通の大きい浴槽と、寝湯がある。

なんだか異常に洗い場が広いのである。洗い場といっても、蛇口は壁際にしかないので、つまり、なにもないタイル部分がやたら広いのである。この設計の意味が良くわからない。真ん中に「ぽつん」という感じで浴槽があるのである。

帰りに買い物をして帰ったのだが、息子にどうしてもとせがまれて

フランク買わされました。