ここ1年くらい、ほぼ週一でサウナに通っている。空前のサウナブームに乗っかってるみたいだが、実際そうなってるから仕方ない。はい、はやりに乗ってます。
元々はそれほどサウナが好きだったわけではなく、温泉行ったときなどに、サウナがあれば入ってみて、水風呂も入って、まあそれで終わり、みたいな入り方だった。
それが週一で入るほどになったのはなぜか?
空前のサウナブームの火付けとなったのは「サ道」というマンガだと言われている。「サウナー」「サ活」「整う」「ロウリュ」「アウフグース」などのサウナ用語をポピュラーにしたマンガだ。
ストーリーらしいモノはあまりなく、主におっさんたちがサウナ入って整う、というだけなのだが、実写化までされてしまっている。「孤独のグルメ」などもそうなのだが、おっさんがただただ食べてたり、サウナで整ってたりするものが不思議なヒットになっている。まあ、大体こういうのを実写化してしまうのはテレビ東京だったりする。
「孤独のグルメ」も、最初は他局に持ち込まれた企画だったらしいのだが「そんな、おっさんがただ食ってるドラマが売れるわけない」という至極当たり前のご意見から却下され、テレビ東京に持ち込まれたらしい。
まあこういう話は至る所にあり、映画「おくりびと」も「納棺師が主人公? そんな辛気くさい映画当たるはずがない」と、なかなか実現しなかったらしい。「孤独のグルメ」も「おくりびと」も、結果大ヒットといっても過言ではないことになっている。
何しろ「孤独のグルメ」は、Season10まで続いていて、大晦日スペシャルなども毎年作られているし、「おくりびと」は、そのヒットのおかげで、閉館するはずだった盛岡ピカデリーが復活し、今も健在なのだから。
ちょっと脱線した。サウナの話である。
サウナで重要なのは「休憩」だったのだ。サウナ~水風呂~休憩。以前はこの、休憩をしていなかった。それを教えてくれたのが「サ道」なのである。マンガによると上記のサイクルを3回くらい繰り返すと、多幸感が訪れたり、世界が輝いて見えるなど、スピリチュアルな体験が出来るらしい。それらを総称して「整う」ということなのだそうだ。
オレ自身はそこまでのことはないのだが、休憩を取ると、かなり爽快になる。椅子に座ったり、寝椅子に寝転んだりして休んでいると、うたた寝しちゃったり、ビクビクッっと目覚めたり、そんなこんなで、リフレッシュ出来るのである。
最初は水風呂の温度が低いと、結構辛かったものだが、だんだん慣れてくると、ぬるい水風呂だと物足りなくなってくる。大体そういうものだそうだ。これから冬場に入ってくると、場所によっては一桁の温度になってる水風呂もある。これなんかは入ってると足がしびれる感覚があったりして、さすがに長居は出来ない。それもまたよしなんだけど。
もちろん、夜は良く眠れるし、ちょっとした疲れは抜けるような気もする。そんなわけでここ1年くらいは週一でサウナに通っているというわけだ。で、サウナの直後は血圧が下がる。これが目に見えて効果的なところかな。