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七久保食堂

2024-09-18 15:59:58 | 食べ物

 土日には、昼にラーメンを食いに行ったり、サウナに行ったりするのだが、行く場所を決めるのに東西南北で考える。盛岡は岩手のほぼ真ん中で、南北に4号線、八幡平方面に282号線、西に46号線、東に106号線、南東に396号線、まあそんなところを通ることになる。
 この日は南を選択し、4号線を南下する。ラーメンは、久しぶりに拉麺太极に行ってみよう、ということで、店の裏に車を停めて、入口に回ったのだが、結構並んでいる。なとなく並ぶ気分でもなかったので、諦めて車に戻って近所を検索。
 すると、七久保食堂という、あんまり聞いたことのない食堂が出てきた。まあ行ってみるかってことでGoogleマップに案内してもらう。この案内は真っ当だった。
 名前からして、街の食堂という雰囲気だったが、まさにその通り。古びた看板、砂利の敷き詰められた駐車場、車も結構駐まっていて、地域に愛されている食堂という空気がビンビン伝わってくる。
 店に入ると、見たことのない形の薪ストーブがあり、冬場になるとこれが活躍するんだろうなと思ったが、まだ半袖の季節である。
 店内はほぼ満席で、パッと見たところ、同じようなものを食べてる人があんまりいないっぽい。家族連れも何組かいて、つまり、何か特定の売りで支えられている店でもないようだ。豊富なメニューに長年の歴史を感じる。
 年老いた店員さんが、アタフタと働く中、座敷に上がり、メニューを選ぶ。オレはレバニラ炒め定食、カミさんはあんかけ焼きそばを頼んだ。
 レバニラはいたって普通だったが、あんかけ焼きそばがちょっと面白かった。
 「あ」、ソース焼きそばだ」
 「え?」
 なんとソース焼きそばにあんかけがかかっているのだ。さすがにこれは見たことがない。一口もらうと、これはこれで美味しい。
 客足も途絶えることなく、激混みというわけでもないが、少し待ち時間もあったりして、ほどよい混雑具合である。
 こういう、地域に愛されてる食堂もたまに訪問して、ちょっと面白いものが食べられると、それはまた味わい深いものだな。