鹿の頭を巡ってNさんがキレ散らかした、という話をメモしておく。
大船渡のMさんが盛岡のOさんにとあるものを差し上げたいが、その日は来ていなかったので、その仕事を差配している会社のSさんに託した。
SさんはOさん宅を訪ね、とあるものを渡そうとしたものの「要らない」と言われ、会社に持ってきた。OさんはSさんの元上司で、その、大船渡での仕事の現場を頼んでいたので、MさんとOさんはお知り合いなのだ。
その「要らない」と言われたものが「鹿の頭の剥製」である。そりゃ大体の人は要らないと思う。そんなものを会社に持ち込んできたものだからSさんの部下のNさんは「そんなものを会社に持ってきてどうするつもりなのか?」とまあ、怒ったらしい。
同じ部下のHさんが「なにもそこまで」と言うほどキレ散らかしたようで、本人も反省しきりだった。
しかし、解せないのはどうしてMさんはOさんに「鹿の頭の剥製」を上げようとしたのだろう? それはOさんがほしがっていたのか? それとも単にMさんが上げたかっただけなのか?
欲しいと言っていたのなら「要らない」とはならないだろうし、しかしながら「欲しい」と言われていないのに「鹿の頭の剥製」を上げる、と言うのもなんというか「どうしてそうなった?」という感じである。
そして最後に会社に現れた「鹿の頭の剥製」を見て、上司のSさんに対してキレ散らかすNさんも「どうしてそうなった?」という感じである。
まあなんというか、表に現れない背景がいろいろあるんだろうなぁ、という感じ。
でその「鹿の頭の剥製」がどこにあるかというと、まだその会社のとあるデスクの上で、まるで人目から隠すようにバスタオルかなんか掛けて置いてあるそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます