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1月八芝

2024-11-27 12:10:14 | 芝居

 今回の1月八芝高校演劇企画は、新作を上演してみようということで、春くらいから、第9代もりげき王の榊原明徳くんに台本執筆をお願いしていた。この企画を思いついて、さて、誰に頼もうかと考えていた頃に、たまたまもりげき2階のロビーで会ったので「こんな企画を考えてるんだけど、高校演劇書いてみない?」と打診したところ、即答で「いいっすよ、やりたいです」と言ってくれた。出演者3人くらいで、全員女の子か、まあ、1人くらい男の子がいてもいい、という感じで。
 この、3人という人数は、高校演劇の大会でも使いやすいんではないかな? という人数を想定している。少子化の影響もさることながら、演劇部は伝統的に弱小である。各学年に1人ずつなんてこともざらで、学年に2人いれば御の字、みたいな演劇部も少なくない。そして大体女子が多い。そんなところでもなんとか出来るんじゃないかという人数にしてみたのである。出来れば、何年かのちに、八芝発の高校演劇戯曲が、大会で上演されるのを見てみたい。そんな思惑も含みつつ立ち上げた企画なのである。
 2015年度から「いわて高校演劇秀作選」と銘打って、県大会の上位校に出演してもらうこと3年、これは年明けすぐ、冬休み期間中の日程だったので参加しやすかったようだ。2018年度は、始業式あたりの日程に重なってしまいそうなので、ガラッと内容を変えて、10年前に東北大会に進出した盛岡一高のOB、劇団ちりぢりを率いる藤原瑞基くんにお願いして「みんなの美学」を再演してもらった。
 2019年度は「いわて高校演劇秀作選」に戻り、盛岡市立高校に2本立てで3日間上演してもらった。
 続いて2020年度、実際の上演日程は2021年1月。そう、コロナ禍の中であった。このときは、2020年3月、突然の緊急事態宣言の影響で中止を余儀なくされた「いわて銀河ホール高校演劇アワード」のリベンジとして、山本昌典作「ひとはた」を上演することになった。
 2021年度は、「いわて高校演劇チャレンジ!/リベンジ!」として、県大会に進めなかった学校に、ブラッシュアップしての上演機会を作る目的で開催。しかし、日程を2022年の1月末にしたところ、模試の日程とかぶってしまい、参加校が盛岡市立高校のみ、上演も1日と、苦しい台所事情になってしまった。
 そして2022年度はチャレンジ!/リベンジ!継続で、3校の参加があった。ここまでは、なんだかんだと参加校が手を上げてくれたので、なんとか継続できた。
 ここで多分ちょっと油断したのかどうなのか? 2023年度は、事前に問い合わせが数校あったので、多分大丈夫だろうと思っていたら、締め切り1週間延ばしても、参加表明は0! これは困った。急遽差し替えの企画で「ひとりのふたり」と題して、全国学生演劇祭東北大会で最優秀を取った渡邊愛美さんの「ノアの泥船」と、ピン芸人村民代表南川くんの「栄えたい自治体 体験版」2本立てで凌いだ。
 そんなことがあって、これはちょっと直接手がけた方が、ヒヤヒヤしなくてすむんじゃないかと考えたわけだ。そんなわけで、新作高校演劇トライアルとなった。参加者は主に演劇部の高校生を募集することにした。
 で、公募して参加者を集めると同時に、集まらなかったときのために、直接声をかけたりもして、転ばぬ先の杖をついておく。
 そんなこんなでようやく稽古が始まった。参加者は公募できてくれた子が2人、事前に声をかけていた子が1人、計3人、みんな女の子であった。
 当初台本は、男子1名が想定されていたのだが、それを女子に書き直してもらう。第1稿は夏くらいには上がっていて、いろいろとアドバイスをして書き直してもらっていた。
 そんなわけで、週3回の稽古は女子高生と一緒なのである。これがまた、わりとみんなハキハキした子で、オレのようなおじさんと話すときも、物怖じしないし、だからといって礼儀知らずなわけでもない。とはいえ、さすがに世代のギャップ的なものはあって、いや、世代のギャップなのかどうなのかわからないけれど、なんかいろいろ新鮮なのである。
 すでに我が子よりも年下の子たちなわけで、そりゃ新鮮だろうけど、なんというか、違う世界の生き物のようである。



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