このドラマは始まる前から絶対に観よう!と決めていた。
NHKドラマ 「お母さん、娘をやめていいですか?」
タイトルからして、私のことですか?笑
リスペクトしている信田さよ子先生が監修している。
もう毒母あるある満載。
描き方があるあるネタをどんどん出す形ではなく、静かに進行しているし、波瑠さんがおとなしいタイプの主人公なので、少しずつ少しずつ浸食されていくような描き方がいい。
主人公の祖母がこれまた秀逸!
あーーーうちの母そっくり。
「アンタはなにやっても中途半端よねえ」
と介護に来た娘をネチネチいびる場面があったけど、同じことよく言われたなあ
私のモラ母さんが言う、私の「中途半端でダメなところ」は、いろいろあったけど、思い出すのは「ピアノ」が中途半端だったと。
7歳くらいの頃、ピアノ好きとわかって、モラ母さんがバーン!とピアノを購入し、レッスンに通わせた。
好きなことだから、レッスンも嫌がらずにひたすら習っていた。
中学に入っても、怠らずに練習、教室に通ってた。
そしたら、こんなに好きなら、進路に「音大」は?という選択肢が入ってきた。
私が「音大に進学させて」とせがんだわけじゃない。
なんせ13、14歳くらいのときのこと。将来はピアノ関係の仕事ができればいいな~くらいな漠然としたもので
音大に入ることの大変さとか、入ったあとどうなるかなどとは想像もつかなかった。
モラ母さんは、音大に行くことについて、どの程度かわからないけど調べた。
とにかく音大に行くには有名な先生につかなければいけないし、レッスン料は高額。音大も国立ではなく私立だと高額。
国立に入るまでの実力をつけるためには高額のレッスン料がかかるし、近くに先生がいなければ送迎が必要。
猛レッスンが必要なので防音装置の部屋が必要。防音のリフォーム無理ならそういう施設に通う。
↑以上のことで、
「音大なんて行かなくていい。趣味でやってればいい」「音大【なんか】出たって、近所のガキ教えるのが関の山」「サラリーマン家庭ができることじゃない!」
と。
中学生の私はその言葉に
「そうか。音大に受かるまではものすごく大変で長い道のりで、自分くらいの実力じゃ無理なんだな」とぼんやり思った。
母は普通の大学より金がかかるのがイヤなのと、私のために時間と送迎などの地味なサポートに労力を割くのがおぞましいことだったのだろう。
決定には逆らわず、普通高校に進学。
音高に行かなかったことに不満もなにもなかった。
高校生になって、部活で忙しくなったけど、なんとかピアノのレッスンには通っていた。
そのようないきさつなのに、私のピアノは「中途半端」らしい。
「アンタってなにやっても中途半端よねぇ。ピアノも中途半端!モノになってないわよねぇ」
だとーーーーーー!!!!!!!
「ピアノ買って、習わせてやったのにムダだった」
とまで。
それを言われてから、当時は音高に行ってないことを、特に残念に思わず、なんのわだかまりいなかったことが
「行かせてもらえなかった!」気持ちに変わりそうになった。
余計なこと言わなきゃいいのに。
***
ここまで書いて思い出した!
あるとき、
「アンタに音大行くか?と聞いたら、アンタってば、音大出たって近所のガキ教えてるだけや!あんなもの!!って言ってた。ほんと気が強いよね~」
って。(これ過去に書いた気が。そんなようなことを言われた)
私は怒って、「そんなこと言ってない!」と抗議したが、モラ母は認めず、ムキになってるわ~すぐそうやって怒るわ~ってヘラヘラ口の端で笑ってた。
ああやって事実を捻じ曲げてまでネチネチ娘をいたぶるのって、オーいやだいやだ><
****
連鎖するというドラマ展開。
今夜も楽しみ