母の誕生日 その後

母の誕生日は結局、電話をしなかった
前日くらいになると、私の気持ちはこうだった

「電話なんてしたくない。おめでとうなんて言えない。」

誕生日当日は

（今日一日、私から電話来ないことで面白くない想いをしてればいいさ！）

当日は忙しい一日だったので、あまり囚われることなく過ごした
気がついてみれば、夜だった


抗議の電話もなく、３日ほど過ぎたある日



母から電話。


「○○（私の夫の実家）から、昨日、美味しい海の幸が届いてん！お礼の電話したら、あそこのお母さん、なんかブツブツ言うてたけど、よく聞こえないし適当に返事しておいた。で、この前、私、誕生日やってん～　もう７４歳や！おそろしいわ～」


声の調子はいたって機嫌いいカンジ

でも、信じない（笑）


夫の実家から届け物があったとの連絡は口実のように思えないこともない。
いや、きっとそうなんだと思う。
かといって、激しく私を責めること（以前はされたこともある）も自尊心が許さないのかな～と推測した


「ああ　そうだったね」


ここでも「おめでとう」とは言わなかった



ほんと、母の誕生日は私もおそろしい！！