母が入院しても、決してぶれてはいけないと、固く心に誓った私(苦笑)
「ワタシのことはいいの。受験に専念して」
と言いながらも、あの手この手で自分に注意を向けさせようとする母。
話は入院よりもさかのぼるが
どの高校を受験するか、探りを入れられたことがあった。
「そんなこと教えないわ。以前、○○に入れたいって言ったら、お母さんは『入れないって!!』と吐き捨てるように言ったから」
(まだ子供が小学校のときの話。ふつう、オバアチャンっていうのはそんなこと言わないでしょ。このことだけでも十分異常だ)
ピシャリと言い放ったら、話を変えられた。
そして、どうにも気になって仕方がない母は、夫から聞きだしたのだ
以前の母とのやりとりを、頭にきた!と夫に愚痴ってたのに、すっかり忘れてた夫は、べらべらとしゃべってしまった。
まあ、男はガードが甘いとよんで聞きだしたに違いない。
都内に住む兄のところを訪ねた。
私が来ることを兄が母に伝えたので、兄宅に母から電話があった
また弱々しい、かなりわざとらしい声で
「大変だね~ ワタシのことはいいから、受験に専念して」
私「はい。そうしてます」
「どこ受けるかは、ワタシは聞かないよ。とにかく祈ってるから!」
私:「なに言ってるの。夫からどこの高校受けるか全部聞きだしたでしょ!」
病人といえどもウソは容赦しない!
こういう些細なこと(かなあ?)でも、きっちり追求する。
あの母のことだから、甘い顔をすると、病人という立場を利用して、やりたい放題するだろう
いざとなったら、「病人」というかっこうの隠れ蓑があるわけだから。
私の追求は、もちろん、スルー
「来なくていいのよ」
:
は、なんとかして「来い」だと思われるが、【母の好意に甘えて】行く気ゼロはアピールしておいた。
や・は・り
兄が見舞いに行ったとき
「担当の先生が、お嬢さんはどうして見舞いに来ないんですか?とイヤな顔してた」
「みんなが(どこのみんな?)帰国してるのに娘さん来れないの?と不思議そうに聞かれる」
って言ってたって。
自分のしたいことを明かさず、他人を引き合いに出し、罪悪感を利用して操ろうとするいつものパターン
私に直接言わなくなっただけでも、少しだけ進歩したのかも。もう通用しないって学習したかな
もし、面とむかって、そんなこと言われたら
即効、担当医のところに出向き、
『これこれこういう事情で、来れないんです。イヤな顔してるって母が不安がってますけど?』と訴えてさしあげる
そのみんなとやらにも、ひとりひとり丁寧にお電話して対応してさしあげようじゃない?
ほんとに、ワタシ、やりますから
やられるとわかってるから言わないなう
そういう嗅覚は異様に優れているからな~モラって。