実母からのモラルハラスメント

実母からモラルハラスメントを受けて数十年。
終焉を迎えました。

通夜にて

2008-07-19 | 母と私の現在
父が他界したことでいろいろなことがあったが
一番心に残った出来事はこれだろう

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通夜や葬儀の席で、母は私をモラ振る舞い格好のターゲットにするだろうと予測はしていた
親戚、知人の前でいい格好したい母
寝不足、食事の時間などの生活のペースが乱れることに適応できない母
他者の行動や言動にもいちいち目を光らせる母
ストレスが最高潮に達したときに、きっと私になにかしてくるに違いない

通夜が終わり、親戚、近しい間柄のひとたちとで開いていた通夜食の席でそれは起こった



夫の兄弟ふたりが遠いところをはるばる出席してくれた
日帰りはとてもできるような距離ではない 来てくれたことにもちろん私も感謝した

母が私に言った
「お義兄さんたちはこちらの身内なんて面識がほとんどないのだから、通夜食と葬儀のあとの会食はアンタが相手してあげなきゃだめよ」

これに関しては母の言う通りなので私は了解した


そして通夜食の席

親戚、近しい知人たちだけと食事会が始まったが、香典の集計を担当してくれた父の元部下4人、その奥さん、私の夫達がなかなか集計の仕事を切り上げられず、会の席につけないまま時間が過ぎていった


母はイライラしだした


食事もせずに仕事をさせてしまって本当に申し訳ない 早く食べて欲しい


これを繰り返す

もちろん、この気持ちも本当なのだが
母は自分が帰りが遅くなることを心配しているのだ


私に
アンタのダンナなにやってんの?


夫が立ち会っているのを知らなかったので
夫は立ち会っている お金のことだから途中でやめるわけにはいかないよ 任せなきゃ


文句を言ってもしょうがないことを悟って黙る母



あらもう まだかしら  悪いわ~


これを連発されて
そろそろ来るな、という予感がわいた



母から義兄たちの相手をするよう言われ、できる限り相手をしていたが、
私だって久しぶりに会う親戚のひとから話しかけられたりすれば当然そのひとと歓談する、今どこにいるの?なんて聞かれれば返事をするに至る 


ちょうど母が嫌っている親戚とちょこっと会話したときだった


アッちゃん!お義兄さんにビール!!

母は顔をしかめながら指図



(来た来た)


まあ1回くらいはと私も命令に従ったが


その数分後



またまた


ほら!!

と目とアゴで指図



ここでもちょっと我慢

そして栓抜きを探して数歩あるいたところで



(モタモタと)なにやってんのよ!!



今まではこういうときグッと我慢していた
こういう席だからしょうがない
今だけだからしょうがない



でも我慢していいことは私にも母にもなにもない




いちいちうるさいんだよっ!!!


栓抜き探しただけや!たった10歩歩いただけでなんだ!!!



親戚一同ドン引き・・・・




母はぐっと黙った

「人前」で虐めることのほうが、相手をへこませることにより効果的であることを知っている母は、当然私にそれをしてきたのだが、自分が「人前」で恥じを掻かされることがなによりも怖い

親戚のひとりが

「アッちゃん、まあまあ・・・」と腕をぽんぽん叩いた
これ同情してくれたと思う



AC親相手に怒りを怒りで返してはいけないと学んだのだが
私は怒りで返した
極力冷静に?怒ったつもりだ
対応はあまり良いものではなかったかもしれないが、私にとっては「よかった」と思える進歩した一場面




母がなぜ私にこんなことをするかの分析はすぐにできた

・早く帰って寝たい
・兄嫁がまったく働かないことで文句を言いたいが、本人には言えないので私に言う
・私が自分の嫌いな親戚と仲良く話していることに嫉妬



母は嫁とぶつかったことがないと友人知人にいつも自慢しているのだが・・・・(爆)

他者を通して嫁への怒りをぶつけているほうがずっとタチが悪いと思う


「いいお姑さん」を演じなければならないため、たった一言「ビールついであげてくれない?」を言えず、「疲れたから帰りたい」と素直に告げることができない
歪んだ伝え方をとる




が、しかし


母は通夜会場には泊まらず、10時にはさっさと帰っていった(爆)



母曰く

あら~ ずっと看病していた者は泊まらなくてもいいことになってるの


そんなルールあったんだ・・・・
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