実母からのモラルハラスメント

実母からモラルハラスメントを受けて数十年。
終焉を迎えました。

もう答えてくれない

2008-11-07 | 父と母
今日は父の月命日

自分がACで母からモラハラを受けていたとわかってから
母について考える時間が増えるにつれ、
父は母をどう思っていたのだろうと考えることがある


父の悪口ばかり言っていた母だが
父から母の悪口を聞いた記憶はない
「うるさいな」とか「わがままだな」とこぼす程度だった



癌が発覚して9ヶ月の入院生活
母は看病が大変だ 自分ばかり苦労させられている 子供はなにもしてくれない
そればかり言っていたが
大変だったのは父の方だと私は思うのだ


母が献身的だったとはとても思えない
病床にある父へ暴言を吐き、鬱憤晴らしに病院に通っていたようなものだ
父がなにか言えば
「じゃあ看病してあげないわよ」と脅迫するに決まっているから
父は文句など言わなかった

無抵抗な父を容赦なく母は苛め抜いた


父と私の最期の会話は

「お父さん なにかあったら絶対に言ってよ!兄にでもいいから言うのよ!なんとかするから!」

父はうるさいと言わんばかりにしかめツラしながら
「いいから いいから 早く帰りなさい」
と私に言った そんな話しはしたくなかったのだろうか




その前日
母と私は激しくやりあった

母の嘘を追及したら逆切れ

私は実家をあとにしてホテルへと向った
別れ際、涙ぐみながら息子に
「あんたはいい子や」なんて言うのが、もはや白々しい演技に思えて
泣き落とし作戦か!罪悪感を抱かせる手口ね
と冷めた気持ちでながめていた
以前だったら、つい機嫌をとったり、あとからフォローしていただろうが
「してはいけない また元通りだから」と固く自分に言い聞かせていた


私は確信していた
必ず父のところへ行って、その鬱憤晴らしをしに行くであろうと。

翌日。
母とかぶらないような時間を選んで父を見舞った

「お母さん 今日来たでしょ?私のことボロクソ言ってたでしょ?」


「ああ。朝6時半に来たよ」


苦笑いしながら父は言った




やっぱりね・・・・・
それにしても6時半って


すごすぎる!




その日は私が帰る日だった
病室を後にしてから
一応、母に「これから帰ります」と電話した


母:「お父さんが、アッちゃんがあんなになったのはお前のせいだ。アッちゃんに土下座して謝ったらどうや!って言うのよ ひどい!!!!」

と電話口で怒鳴った

私は動揺した
母がいろいろとわめいていたが、もう耳に入らない


~父がそんなことを本当に言ったのだろうか~

あわてて父の元へ戻り訊ねた

「お父さん そんなこと本当に言ったの?」




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「言ってない!言ってない!」


「いいから!いいから!!早く帰りなさい!」





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「アッちゃんに土下座して謝れ」

本当に父がそんなことを言ったかどうかはわからない
たぶん 言っていないと思う・・・

母の作り話か

あるいは父が「お前が悪い」とほのめかしたのか

それとも・・・




もう答えてくれる父はいない



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母と結婚して


貴方は幸せでしたか?







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